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魂の名の裏切り

[353]  ひまわり  2010-07-10投稿
結局、断られ一人ですることになった

「本当に弱虫な奴だな〜。後ですごいと思わせてやる」

だけど、ちょっと不安だった

そんな事考えていた時あることに気がついた

「どうやって頼むんだろ?」

「お兄さん、何か願い事あるの?」

「ウワッ、ビックリした!」

そこに突然現れたのは小学生ぐらいの女の子だった

普通の服装だけど、首に鈴のついた首輪をしている

肩には鳩ぐらいの鳥が乗っていた

どことなく、不思議なオーラをだしている

「お兄さん、答えてよ」

「えっあ〜うん。あるんだ」

「止めた方がいいよ?頼み事で取られる物が決まるから」

「そうか。でも、俺にはすごく叶えてほしい事があるんだ」
俺には従兄弟の兄がいた

いつも遊んでくれていた、優しい兄

俺をかばったせいで死んでしまった

「それなら、教えてあげるよ」

「知ってるのか?」
「うん」

「教えてくれ」

「夜に、窓開けてからこの鈴を19回鳴らしてね。絶対に回を間違えたらだめだよ!叶えてくれなくなるから。そしたら、そのまま寝てね。朝になったら紙が届いてそこに、願い事かくの。もう一度さっきのやってくれたら叶えてくれるよ」

そう言って渡された鈴

「分かった、ありがとう」

「どういたしまして。叶うといいね。バイバイ」

女の子は消えてしまった

風のように

本当にこんな事で叶うのか

心配になってきた

俺の願い事で何を取られるのか

ドキドキの夜がくる
明日に向かって

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