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さんちゃん就職物語(2)

[491]  さんちゃん  2010-07-11投稿

周りの学生は
緊張気味だ

やっと
たどり着いた
最終面接という感じだ


横のチャラそうな
男が話し掛けてきた


君…
他はどこ受けてるの?


君?
君って俺のことかな?

東京の話し方に
少し関西弁に慣れた
(にわか)関西人の僕はカチンと来たが

にこやかに答えた


ここだけや!


チャラそうな男は
意外そうな顔をした


この会社
給料いいけど
世間の評判悪いし
迷ってるんだ


僕は優等生タイプは
慣れてないので
(大したことないのに)
腹が立ってきた



迷ってんなら
止めれば!
あとウザイ(面倒くさい)から話しかけるな!


少し強い口調で
チャラそうな顔をした男を態度で突き放した


…なんか…
日本一厳しい会社っつうわりにはチャラい顔ぶれやなぁ

僕は周りを見渡した



…その内に面接は
僕の番になった


部屋に入ると

面接官らしき方が
並んでいる


ふぅん
就職面接って
こんな感じなんや


余りに僕が
ニコニコしてるので
面接官達は
面食らってるようだ


座りたまえ


失礼します!
僕はよく答えた

悠然と座った


〜続く〜

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