クリスタルクラッシュ6―?
エリック、アギールの二人と兵士二人がサイファを取り囲んでいた。
「つまらん事をやってくれたな!サイファ!」
エリックは吐き捨てるように言って、髪を掻き上げた。
「…」
サイファは無言でエリックの顔を見つめている。
「本来なら貴様を断頭台に送ってやる所だが、貴様がいなくなると宰相府が大混乱に陥る。よって命だけは取らん。感謝しろ」
「…エリック様。クリスタル集めはもう止めて下され」
サイファがそう言った瞬間、エリックの手が彼の顎を掴んだ。
「俺のやり方に口出しするな」
エリックは冷たい目でサイファを見つめながら、掴んだ手に力を込めた。
「う…ぐ」
サイファは痛みで顔を歪めた。
「ふん!」
エリックは掴んだ手を乱暴に放すと、彼に背を向けた。
「俺は父上ができなかった事をやる。それを成し遂げるまで、誰にも邪魔はさせん」
「…エリック様…」
「行くぞ、アギール!」
「は!」
エリックの呼びかけにアギールは慌てて返事をすると、彼の後に続いて部屋から出て行った。
それに続いて二人の兵士は部屋から出ると、扉を閉めて外側から鍵をかけた。
「ふう…」
サイファは小さく息を吐いて、顎を撫でさすった。
―昔は素直ないい子だったんじゃがのう。
「つまらん事をやってくれたな!サイファ!」
エリックは吐き捨てるように言って、髪を掻き上げた。
「…」
サイファは無言でエリックの顔を見つめている。
「本来なら貴様を断頭台に送ってやる所だが、貴様がいなくなると宰相府が大混乱に陥る。よって命だけは取らん。感謝しろ」
「…エリック様。クリスタル集めはもう止めて下され」
サイファがそう言った瞬間、エリックの手が彼の顎を掴んだ。
「俺のやり方に口出しするな」
エリックは冷たい目でサイファを見つめながら、掴んだ手に力を込めた。
「う…ぐ」
サイファは痛みで顔を歪めた。
「ふん!」
エリックは掴んだ手を乱暴に放すと、彼に背を向けた。
「俺は父上ができなかった事をやる。それを成し遂げるまで、誰にも邪魔はさせん」
「…エリック様…」
「行くぞ、アギール!」
「は!」
エリックの呼びかけにアギールは慌てて返事をすると、彼の後に続いて部屋から出て行った。
それに続いて二人の兵士は部屋から出ると、扉を閉めて外側から鍵をかけた。
「ふう…」
サイファは小さく息を吐いて、顎を撫でさすった。
―昔は素直ないい子だったんじゃがのう。
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