恋を知らぬ男の日常6
「好きです!」
二ノ宮さんは帰って来ていきなり開口一番そう言った。
「え!?えぇ!?」
それを聞いて戸惑う寺内さん。
「はい?」
状況が読めず訳が分からない僕。
そんな反応をすると二ノ宮さんが手を大きく横に振り、
「あ!違います、違います!白鷺さんが伝えておいてって言っていたので!」
白鷺さん・・・・・・あぁ、あの人はいつもいつも、分かってるのに。僕だって大好きですよ。いつもご贔屓にしてもらっていますし、店が回らない時には手伝いに来てくれていますから。
「そういう事ですか。お使いありがとうございました。豆はそこの棚に置いておいてください」
「はい」
袋を棚に無事に置いたのを確認すると、僕は寺内さんの方に向き直り、
「それでいつするんですか?」
「今日からです!」
「今日からですか・・・・・・」
そんなに危ない教科があるのかな?
「分かりました。付き合いましょう」
「やった!」
お泊りで勉強することになったのは良いけど――
「マスター、これってどうすればいいんですか?」
――何でバイトのこいつまでいるのよ!というか住み込みまで許しているなんて潤一さんは何を考えているんですか!?
「こんな筈じゃなかったのに・・・・・・」
「ん?寺内さん、何か言いましたか?」
「い、いえ別に」
「そうですか。なら良いんですけど」
そうしてその後、勉強会と言う名の二人っきりになって良い感じ作戦は二ノ宮により木っ端みじんに砕け散った。
だが諦めるな私!
今日はお泊り!お泊りと言えば夜ばい!
潤一さんの布団に潜り込んで起きた時に事後を装い、そのままゲット!
断固としてあの店名で潤一さんへの気持ちを赤裸々に語っている白鷺のババア何かに負けてたまるものですか!
と言うことで、
「潤一さんは今日何処で寝るんですか〜?」
「そうですねぇ。寺内さんは僕のベッドで寝てもらうとして・・・・・・」
な、何ですと!?じゅ、潤一さんのべべ、ベッドで!?
私があわてふためいていると潤一さんはふと気付いたように、
「あ、やっぱり男のベッドは嫌ですか!?だったら――」
「いえ!大丈夫です!そ、それに潤一さんもつ、ついて来ればもっと――」
「ん?何か言いましたか?」
「いえ、何も」
結局潤一さんはリビングのソファーで寝ることとなり、私は潤一さんのベッドの中で昇天してましたとさ。
二ノ宮さんは帰って来ていきなり開口一番そう言った。
「え!?えぇ!?」
それを聞いて戸惑う寺内さん。
「はい?」
状況が読めず訳が分からない僕。
そんな反応をすると二ノ宮さんが手を大きく横に振り、
「あ!違います、違います!白鷺さんが伝えておいてって言っていたので!」
白鷺さん・・・・・・あぁ、あの人はいつもいつも、分かってるのに。僕だって大好きですよ。いつもご贔屓にしてもらっていますし、店が回らない時には手伝いに来てくれていますから。
「そういう事ですか。お使いありがとうございました。豆はそこの棚に置いておいてください」
「はい」
袋を棚に無事に置いたのを確認すると、僕は寺内さんの方に向き直り、
「それでいつするんですか?」
「今日からです!」
「今日からですか・・・・・・」
そんなに危ない教科があるのかな?
「分かりました。付き合いましょう」
「やった!」
お泊りで勉強することになったのは良いけど――
「マスター、これってどうすればいいんですか?」
――何でバイトのこいつまでいるのよ!というか住み込みまで許しているなんて潤一さんは何を考えているんですか!?
「こんな筈じゃなかったのに・・・・・・」
「ん?寺内さん、何か言いましたか?」
「い、いえ別に」
「そうですか。なら良いんですけど」
そうしてその後、勉強会と言う名の二人っきりになって良い感じ作戦は二ノ宮により木っ端みじんに砕け散った。
だが諦めるな私!
今日はお泊り!お泊りと言えば夜ばい!
潤一さんの布団に潜り込んで起きた時に事後を装い、そのままゲット!
断固としてあの店名で潤一さんへの気持ちを赤裸々に語っている白鷺のババア何かに負けてたまるものですか!
と言うことで、
「潤一さんは今日何処で寝るんですか〜?」
「そうですねぇ。寺内さんは僕のベッドで寝てもらうとして・・・・・・」
な、何ですと!?じゅ、潤一さんのべべ、ベッドで!?
私があわてふためいていると潤一さんはふと気付いたように、
「あ、やっぱり男のベッドは嫌ですか!?だったら――」
「いえ!大丈夫です!そ、それに潤一さんもつ、ついて来ればもっと――」
「ん?何か言いましたか?」
「いえ、何も」
結局潤一さんはリビングのソファーで寝ることとなり、私は潤一さんのベッドの中で昇天してましたとさ。
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