ワンダーパート 11
久しぶりに教室に来た。
夏休み明けと同じくらい久しぶりに感じる。
「おっ、春久しぶり。引きこもってたのか〜?」
フウマこと風間牧人(かざままきと)が笑いながら言った。
もし本当に僕が引きこもってたなら、そんな接し方はちょっとまずいだろ。
まぁその辺がフウマらしいかな。
「まぁ、それでいいよ別に。」
とりあえず軽く流しておいた。
フウマとは昔からの付き合いだ。
でも、フウマと高校まで一緒になるとはさすがに思ってなかった。
中学の時のフウマの学力では本来無理だったからだ。一年であの成績からここまできたフウマには少し僕も尊敬していた。
「ホームルーム始めるぞ〜席つけ〜。ん?坂野か?」
あ、忘れてた。
担任に連絡してなかったんだった。
「先生。連絡しなくてすみませんでした。」
「本当にそうだ。休学のことも親戚に頼んで。それくらい自分で連絡しろ。」
休学?なんで直井家がそんなことを?
いや、僕が学校行かなくなるのを見越してたってことだろうか。
そうだとしても、言ってくれればよかったのに。
「まぁいいか。昨日までの授業分は誰かに見せてもらっとけ。プリントとかは職員室にあるだろうから、また取りに来い。」
「はい。」
…
「失礼しました。」
案外プリントが多かった。各授業分でこれだけあるとは。
さぁ、授業終わって、プリントももらったし。
帰るか。
「あっ!!いた!!」
聞き覚えのある声が耳に響いた。
条件反射で体が声と反対の方向に走り出す。
「あっ、逃げた!!」
夏休み明けと同じくらい久しぶりに感じる。
「おっ、春久しぶり。引きこもってたのか〜?」
フウマこと風間牧人(かざままきと)が笑いながら言った。
もし本当に僕が引きこもってたなら、そんな接し方はちょっとまずいだろ。
まぁその辺がフウマらしいかな。
「まぁ、それでいいよ別に。」
とりあえず軽く流しておいた。
フウマとは昔からの付き合いだ。
でも、フウマと高校まで一緒になるとはさすがに思ってなかった。
中学の時のフウマの学力では本来無理だったからだ。一年であの成績からここまできたフウマには少し僕も尊敬していた。
「ホームルーム始めるぞ〜席つけ〜。ん?坂野か?」
あ、忘れてた。
担任に連絡してなかったんだった。
「先生。連絡しなくてすみませんでした。」
「本当にそうだ。休学のことも親戚に頼んで。それくらい自分で連絡しろ。」
休学?なんで直井家がそんなことを?
いや、僕が学校行かなくなるのを見越してたってことだろうか。
そうだとしても、言ってくれればよかったのに。
「まぁいいか。昨日までの授業分は誰かに見せてもらっとけ。プリントとかは職員室にあるだろうから、また取りに来い。」
「はい。」
…
「失礼しました。」
案外プリントが多かった。各授業分でこれだけあるとは。
さぁ、授業終わって、プリントももらったし。
帰るか。
「あっ!!いた!!」
聞き覚えのある声が耳に響いた。
条件反射で体が声と反対の方向に走り出す。
「あっ、逃げた!!」
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