いつもの場所で57
「ごめんね。こんな夜遅くに」
麻由は、改めて自分のために時間を作ってくれた哲彦に礼を言った。
「いや、全然いいよ。お店以外で、こうやって時間を作ってくれてるんだもん。
俺的には、ありがたいよ」
「哲さん…私言うことがあるの。聞いてくれるかな?」
麻由の表情は、いつもの笑顔と違い、かなり真剣な表情をしていた。
「もちろん。かなりまじめな話?」
「うん…。哲さんだけには、話しておこうと思うんだ」
「そう…」
麻由のこれから言うことについては、将来的なことを、言おうとしていることを感じとった。
「何か、決心したことがあるのかな?」
哲彦の指摘に、麻由は少し、戸惑いの表情を見せたが、深く頷いた。
「うん…そう。私ね、今の仕事を来年ぐらいで辞めようと思うんだ。もちろん、哲さんと知り合ってなかったとしても、同じ考えだけど。…でね、私が、この仕事を辞めて、その先も、哲さんは私と会ってくれる?」
「それは、全然かまわないけど…」
哲彦には、麻由の言おうとしていることは、ある程度察していた。
麻由にとって、哲彦は、いつの間にか大事な存在へと変わっていた。
だが、麻由を目当てに来ている、他の客のことを考えると、少し引いた考えをせざるをえなかった。
「今の仕事は、長く続けるものではないし、辞めるとゆう決断は賛成だよ。けど、辞めたあとも、付き合いを続けることは、構わないの?俺と。俺はすごくうれしいんだけど、なんか申し訳なくて…」
「哲さん…もしかして、他の人に気を使ってる?…もちろんそれをふまえてだよ。哲さんは、私の人生のなかで、大切にしていきたい人だよ
…だから、言ったんだよ」
麻由の表情に、哲彦は、反論するのを止めた。
「ありがとう…。俺みたいな人間と、付きあってくれるだけでもありがたいよ。…じゃあ、改めてこれからもよろしく」
「うん…」
2人は、どちらからともなく、抱擁をした。
哲彦は、かすみに対する思いは、もう断ち切っていた。
だが、下原文子とのことを、どうしてもいくかも、考えていた。
麻由は、改めて自分のために時間を作ってくれた哲彦に礼を言った。
「いや、全然いいよ。お店以外で、こうやって時間を作ってくれてるんだもん。
俺的には、ありがたいよ」
「哲さん…私言うことがあるの。聞いてくれるかな?」
麻由の表情は、いつもの笑顔と違い、かなり真剣な表情をしていた。
「もちろん。かなりまじめな話?」
「うん…。哲さんだけには、話しておこうと思うんだ」
「そう…」
麻由のこれから言うことについては、将来的なことを、言おうとしていることを感じとった。
「何か、決心したことがあるのかな?」
哲彦の指摘に、麻由は少し、戸惑いの表情を見せたが、深く頷いた。
「うん…そう。私ね、今の仕事を来年ぐらいで辞めようと思うんだ。もちろん、哲さんと知り合ってなかったとしても、同じ考えだけど。…でね、私が、この仕事を辞めて、その先も、哲さんは私と会ってくれる?」
「それは、全然かまわないけど…」
哲彦には、麻由の言おうとしていることは、ある程度察していた。
麻由にとって、哲彦は、いつの間にか大事な存在へと変わっていた。
だが、麻由を目当てに来ている、他の客のことを考えると、少し引いた考えをせざるをえなかった。
「今の仕事は、長く続けるものではないし、辞めるとゆう決断は賛成だよ。けど、辞めたあとも、付き合いを続けることは、構わないの?俺と。俺はすごくうれしいんだけど、なんか申し訳なくて…」
「哲さん…もしかして、他の人に気を使ってる?…もちろんそれをふまえてだよ。哲さんは、私の人生のなかで、大切にしていきたい人だよ
…だから、言ったんだよ」
麻由の表情に、哲彦は、反論するのを止めた。
「ありがとう…。俺みたいな人間と、付きあってくれるだけでもありがたいよ。…じゃあ、改めてこれからもよろしく」
「うん…」
2人は、どちらからともなく、抱擁をした。
哲彦は、かすみに対する思いは、もう断ち切っていた。
だが、下原文子とのことを、どうしてもいくかも、考えていた。
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