携帯小説!(PC版)

トップページ >> 詩・短歌・俳句 >> ぶさいく人間。

ぶさいく人間。

[451]  キッド  2010-07-24投稿
思い出したように嫌われたい。

僕なんて不幸になるために生まれたから。


分かってます
幸せになるためには
苦労したほうが良いってこと。


でも僕は我慢できない。


僕より、どうしようもない人間はいくらでもいるだろう。


知ってます
僕が間違ってること。


僕はブ男で
期待される人間でもない。


でも我慢できない


大概の人間が
快楽を手に入れるためにいる人間は
どうでもいい人間だって。


僕のまえにいる男はとてもブ男で

僕の横で寝ている女はお世辞にも綺麗とは呼べない女で

てゆーかブ女で


ん。俺の周りには誰もいないよ。綺麗なやつは。


ななめにいる女は鼻がデカくて、みにくい。

そのすぐ横にいる男なんて眉毛が濃くて、目が離れていて、ぶさいく。


そして目の前に映る僕の顔なんて、前代未聞のブサイクだ。


なんだ。


みんな、ぶさいくで、臭い人間なんだ。
いない。綺麗な人間なんて。
みんなブサイクな人間。



そう言って、目の前にいる女もまたブサイク。
ふふ、笑うな。

感想

感想はありません。

「 キッド 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス