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2DKの皇太子

[542]  メレ  2010-07-26投稿
とある大陸に一番小さな公国で永世中立国クーランド公国がある。山をいくつも越えた僻地である。
国には、大自然と沢山の鉱石、宝石、石油がとれる国だが、とてものんびりしたところ
宮殿では、国王の間である式が行われていた。
といっても中にいるのは、国王、妃、第2妃、第一皇太子、第二皇太子、執事、女官たち数名である。
前に膝まついているのは、白いサリーを身に纏い皇太子の印である勲章をつけた二十歳くらいの焦茶の髪に、くりっとした瞳の女の子である
国や世の中にはシークレットで知られていない第三皇太子クレソ・茉里・レイト皇太子である
第三妃で女官として働いている茉美婦人の娘である
第三妃は、表舞台には姿を現さず、主に女王と第二妃の間をとりもったり、女王や国王、皇太子の相談などを引き受けている存在で、第二妃の代わりも果たすこともある。
「この国は二十歳になったら皇太子は五年、外国で知識、技術、語学を学ぶために留学しなければならない。他国に行き知識を得て、この国を支える存在になってほしい。今日は出立式である。茉里、娘とはいえ皇太子。立派になってほしい。」

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