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幸せの一月を一生忘れない 2

[270]  那巧  2006-08-30投稿
 「スゲー、こんなの私には無縁かと思ってたよ」
 「同感、こんな菓子の大食らいのこと好きになるヤツがいたのかと思うと、世の中は広いと思うよ」
琴那は冗談半分で笑って言った。

次の日、私は休み時間になるたびに図書室に行った。その行為じたいは手紙をもらう前から行っていた事だったのでそんなに苦ではなかった。でも、行っても行っても、津軽君は現れなかった。教室にはいないのに不思議だった。
そして、そうこうしているうちに放課後になってしまった。
 (やっぱ嘘かな〜アレ・・・)
そう思いながらも私はかすかな希望を持ち図書室に向かった。
閉まっている戸を開けて中わ見た。
 「誰かいますかぁ・・・・・」
中に首だけを入れて見回した。本があって・本があって・本があって・机があって
・本があって・男子がいて・本があって・本が・・・・・?
 「あ、もしかして・・・津軽君?」
正直『もしかして』は可笑しいなと思ったけどあまりの事に信じられなかった。部活も始まる時間だったし、第一、津軽澪という人物が一人でいるのは珍しいと思ったからだ。
 「・・・そう、だよ・・・」
初めてかもしれない彼の声に内心驚いたが、今日の今くらい真面目にやろうと思った。でも、なぜか私はこういう時に限ってぼけてしまう・・・・
 「書いてあった通りに来たよ、何かあるの?」
完璧、ぼけなし!
 「その・・・あの、えっと・・・俺、その・・・」
ほのかに頬を赤らめて彼は椅子に座ったまま口ごもっていた。
彼の手元には野球の雑誌が置いてあった。
 「・・・ねぇー」
あ、話しかけちった。
 「今日、野球部ないの・・・?」
 「・・・君さ、放送聞かないの・・・会議で部活ないんだよ」
しまった、琴那も言ってたんだった。
 「だから、今日にしたんだけど・・・」
 「何を?」
私バカーー何をストレートに!!
 「・・・・・・君に、好きっていうのを・・・・・・・」
あ、こっちも意外とストレートに返してきた・・・。って、え〜!!
私混乱中

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