クリスタルクラッシュ7―?
リカルドと名乗った青年は冴えた双眸をサクリスに向け、
「エリック王を止められるのはサクリス様以外おられません。どうか、お願いいたします」
と、言いながら頭を下げた。
「止めろ…か。難しい話しだ」
サクリスは渋い顔で首を横に振ると、小さく息を吐いた。
「手紙の中にはエリックは先王のできなかった事をやるつもりだと書いている。これが本当なら、彼を止める事は恐らく無理だろう」
「それならば、止めるのではなくあなた様が…」
「それ以上は言うな」
「…そうですか…」
リカルドは残念そうな表情で天を仰いだ後、鋭い眼差しをサクリスに向けた。。
「ですが、このままいけば帝国の二の舞になるのは必至。この国は他国の領土となってしまうでしょう」
「…」
サクリスは苦い顔をして、唇を噛んだ。
「サクリス様…どうか、お願いいたします…」
リカルドは地面に額をこすりつけながら、懇願した。
「…手持ちの兵士はあちらの近衛兵や正規兵の数にとうてい及ばない。それは無理だ」
「その心配は無用です」
「無用?」
サクリスは怪訝そうな表情で、リカルドを見た。
「こちらが手引きをいたします」
「…手引きだと?」
「は…」
リカルドは懐からもう一枚の手紙を取り出した。
「エリック王を止められるのはサクリス様以外おられません。どうか、お願いいたします」
と、言いながら頭を下げた。
「止めろ…か。難しい話しだ」
サクリスは渋い顔で首を横に振ると、小さく息を吐いた。
「手紙の中にはエリックは先王のできなかった事をやるつもりだと書いている。これが本当なら、彼を止める事は恐らく無理だろう」
「それならば、止めるのではなくあなた様が…」
「それ以上は言うな」
「…そうですか…」
リカルドは残念そうな表情で天を仰いだ後、鋭い眼差しをサクリスに向けた。。
「ですが、このままいけば帝国の二の舞になるのは必至。この国は他国の領土となってしまうでしょう」
「…」
サクリスは苦い顔をして、唇を噛んだ。
「サクリス様…どうか、お願いいたします…」
リカルドは地面に額をこすりつけながら、懇願した。
「…手持ちの兵士はあちらの近衛兵や正規兵の数にとうてい及ばない。それは無理だ」
「その心配は無用です」
「無用?」
サクリスは怪訝そうな表情で、リカルドを見た。
「こちらが手引きをいたします」
「…手引きだと?」
「は…」
リカルドは懐からもう一枚の手紙を取り出した。
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