トラヴェル
八月の輝く朝に
私は旅に出る
地平線と天末線の間まで
私は歩いて旅に出る
誰も知らぬ場所へ
負荷を背負い
誰も来ぬ場所へ
罰を背負い
朝靄の晴れぬうちに
私は贖罪の旅に出る
『此処には何がありますか』
ドアを四回ノックして
それでも開かぬ
白い枠組みに
私は二度目の呼びかけをする
此処には何がありますか
私はいらないですか
愛は不足しておりませんか
此処でも私はいらないですか
幾ら問いても
事足りず
幾ら問いても
応えなく
私はまた
背負い切れぬ
罪を抱いて
旅に出る
天末線はとても儚い糸だから
私は静かに優しく手を伸ばす
何も得られぬ
失うばかりの私の贖罪に
私は静かに優しく
手を伸ばす
『此処には何がありますか』
ドアを四回ノックして
それでも開かぬ
白い枠組みに
私は三度目の呼びかけをする
此処には何がありますか
愛は余っておりませんか
此処でもまた
私は要らないですか
幾ら問いても
事足りず
幾ら問いても
応えなく
問えば問くほど
涙は溢れ
私はまた
背負い切れぬ
罪を抱いて
旅に出る
天末線の糸を採りに
私は朝靄の晴れぬうちに
静かに
静かに
旅に出る
私は旅に出る
地平線と天末線の間まで
私は歩いて旅に出る
誰も知らぬ場所へ
負荷を背負い
誰も来ぬ場所へ
罰を背負い
朝靄の晴れぬうちに
私は贖罪の旅に出る
『此処には何がありますか』
ドアを四回ノックして
それでも開かぬ
白い枠組みに
私は二度目の呼びかけをする
此処には何がありますか
私はいらないですか
愛は不足しておりませんか
此処でも私はいらないですか
幾ら問いても
事足りず
幾ら問いても
応えなく
私はまた
背負い切れぬ
罪を抱いて
旅に出る
天末線はとても儚い糸だから
私は静かに優しく手を伸ばす
何も得られぬ
失うばかりの私の贖罪に
私は静かに優しく
手を伸ばす
『此処には何がありますか』
ドアを四回ノックして
それでも開かぬ
白い枠組みに
私は三度目の呼びかけをする
此処には何がありますか
愛は余っておりませんか
此処でもまた
私は要らないですか
幾ら問いても
事足りず
幾ら問いても
応えなく
問えば問くほど
涙は溢れ
私はまた
背負い切れぬ
罪を抱いて
旅に出る
天末線の糸を採りに
私は朝靄の晴れぬうちに
静かに
静かに
旅に出る
感想
- 39596: よく言えないけど…この詩、大好きです!!/麻実 [2011-01-16]
- 39608: 麻実様 コメありがとうございます。この詩は今書いている小説の [2011-01-16]
- 39609: 一部なんです。まだ未完成ですけど… [2011-01-16]