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天使のすむ湖40  同性愛伝説

[339]  雪美  2006-08-31投稿
五月もなかばになり、光まぶしい季節を迎えていた。

そんなある日の六時間目体育の授業でバスケをしていた。
クラス対校試合で俺と桜井弘は選手に選ばれて、隣のクラスと接戦を繰り返していた。
後半間近になると、俺の目の前がくらくらと動き出し、そのまま目の前が真っ暗になってしまった。
「相馬、相馬ぁー」
かすかに桜井の声が聞こえたが何が起こったのか、よくわからなかった。


気がつくと、保健室の白い天井と、俺を腕組みしながら見てる桜井がいた。
「俺、どうして・・・」
少し頭を上げると、頭痛が軽くした。
「倒れたんだよ、バスケの試合中にな・・・しかも、熱が38.5℃もあるんだー着替えたら病院行くぞー」
と着替えの制服を投げてよこした。
「お前の前で倒れるとはなー俺何やってんだろうなー」
と軽い冗談のつもりで言うと、
「バカやろうーもし、香里さん家で倒れたら、パニックになるんだぞーわかってんのかよー」
桜井に怒られてしまった。
「すまない、心配かけて・・・」
「わかればいいけど、無理はするな、心配するだろう。」
ぶっきらぼうだが、本気で心配してくれたことに感謝していた。
「そう言えば、香里のところへ行かないと、寂しがるから・・・」
「それも気にするな、もう気を利かせて大島さんがお前の変わりに行ったよ。」
着替え終わると、実はバイクの免許を持っている桜井が俺のバイクに乗せて病院に連れて行ってくれた。相当弱っていたようで、俺は点滴を受けた。
腕に刺さる針の痛みに耐えながら、ぽたぽた落ちる液をながめていた。
その間に俺の保険証を自宅にとりに行ってくれた。
そんな気遣いが不思議と今はいやな気はしなかった。

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