がんばったで賞 14 〜会いたいんだけど…〜
たぶん、ごめんねって言いたいんだと思う。
私を、耳の聞こえない子に産んでごめんねって、言いたいんだと思う…。
でも、そんな言葉、聞きたくなかったし。
自然と、手話がとまる。
アキは、泣いているお母さんに一枚の紙を残し、自分の部屋へと戻っていった。
部屋に戻ると、携帯にメールが届いていた。
『サユからメアド聞いちゃった。カズヒロです。よろしく。』
アキは、複雑な顔になる。私の事を愛してくれる人…。
私の事を支えてくれる人…。
幸せになれるのかな…。
アキは、自分を奮い立たせた。
ネガティブな自分は嫌いだ。どっか行ってしまえ。
心の中で念じた。
アキは、カズヒロにメールを返した。
『よろしく。』
ただ、それだけ。
本当は会いたかったんだけど。
アキは、リビングの方へ戻って、再びご飯を食べ始めた。
泣き疲れたのだろうか。お母さんは寝ていた。
お母さんを起こさないように、静かにご飯を食べた。
お母さんが、アキが残した手紙に気づいたのは、夜遅く、
「あっ。ごめんお母さん寝ちゃ…。」
アキは、もう寝ていた。
お母さんは、アキが残した手紙を読んだ。
私を、耳の聞こえない子に産んでごめんねって、言いたいんだと思う…。
でも、そんな言葉、聞きたくなかったし。
自然と、手話がとまる。
アキは、泣いているお母さんに一枚の紙を残し、自分の部屋へと戻っていった。
部屋に戻ると、携帯にメールが届いていた。
『サユからメアド聞いちゃった。カズヒロです。よろしく。』
アキは、複雑な顔になる。私の事を愛してくれる人…。
私の事を支えてくれる人…。
幸せになれるのかな…。
アキは、自分を奮い立たせた。
ネガティブな自分は嫌いだ。どっか行ってしまえ。
心の中で念じた。
アキは、カズヒロにメールを返した。
『よろしく。』
ただ、それだけ。
本当は会いたかったんだけど。
アキは、リビングの方へ戻って、再びご飯を食べ始めた。
泣き疲れたのだろうか。お母さんは寝ていた。
お母さんを起こさないように、静かにご飯を食べた。
お母さんが、アキが残した手紙に気づいたのは、夜遅く、
「あっ。ごめんお母さん寝ちゃ…。」
アキは、もう寝ていた。
お母さんは、アキが残した手紙を読んだ。
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