がんばったで賞 20 〜あなたが好き…1、作者おすすめの純愛シーン〜
歩道橋の手すりから離れ始めた手を、カズヒロは間一髪掴んだ。
「アキ?今助ける?」
アキは、歩道橋に宙ぶらりん状態だった。
もし、あとちょっとカズヒロが遅かったら、アキは死んでいただろう。
何とか、歩道橋の中へ引きずり込んだカズヒロは、汗だくの顔で、
「良かった…。無事で。」『…カズヒロ…。』
「何で、自殺しようとしたの?」
アキは黙り込む。
「何で、かけがえのない命を、捨てようとしたの?」アキの目に、涙が貯まってきた。
「よし!話ありそうな顔してる!俺聞いてやる。話してごらん。」
『別に…何でもないよ。』アキは、最後の最後まで誤魔化そうとした。
「本当かよ。だって、涙が出てきちゃってるよ。何か、悲しいことでもあった?」
…私を…支えてくれる人…。
あなたの姿が、すごく輝いて見える…。
ありのままの私を、打ち明けられる人だ…。
アキは、震える手で、伝え始めた。
『カズヒロは、ありのままの私を…受けとめてくれる?』
カズヒロは頷いた。
『ありのままの私を…支えてくれる?』
アキの涙が、手話をしている手に落ちた。
カズヒロは、さっきより大きく頷いた。
『これからも…ずっと?』
最後の質問。手話もゆっくりやった。
カズヒロの目も、潤み始めた。
『ずっと…一緒にいてくれる?』
カズヒロは、手話で伝えるアキを止め、抱きしめた。
『ずっと…。』
「うん。」
『私は…カズヒロのこと…好き。』
アキはカズヒロの胸にうずくまった。
「何だよ急に。」
『みんなから急かされて、かしこまって言えなかったから…。』
カズヒロは頷いているようだ。
『私…アズサっていう女に、言われたの。』
「なんて?」
「アキ?今助ける?」
アキは、歩道橋に宙ぶらりん状態だった。
もし、あとちょっとカズヒロが遅かったら、アキは死んでいただろう。
何とか、歩道橋の中へ引きずり込んだカズヒロは、汗だくの顔で、
「良かった…。無事で。」『…カズヒロ…。』
「何で、自殺しようとしたの?」
アキは黙り込む。
「何で、かけがえのない命を、捨てようとしたの?」アキの目に、涙が貯まってきた。
「よし!話ありそうな顔してる!俺聞いてやる。話してごらん。」
『別に…何でもないよ。』アキは、最後の最後まで誤魔化そうとした。
「本当かよ。だって、涙が出てきちゃってるよ。何か、悲しいことでもあった?」
…私を…支えてくれる人…。
あなたの姿が、すごく輝いて見える…。
ありのままの私を、打ち明けられる人だ…。
アキは、震える手で、伝え始めた。
『カズヒロは、ありのままの私を…受けとめてくれる?』
カズヒロは頷いた。
『ありのままの私を…支えてくれる?』
アキの涙が、手話をしている手に落ちた。
カズヒロは、さっきより大きく頷いた。
『これからも…ずっと?』
最後の質問。手話もゆっくりやった。
カズヒロの目も、潤み始めた。
『ずっと…一緒にいてくれる?』
カズヒロは、手話で伝えるアキを止め、抱きしめた。
『ずっと…。』
「うん。」
『私は…カズヒロのこと…好き。』
アキはカズヒロの胸にうずくまった。
「何だよ急に。」
『みんなから急かされて、かしこまって言えなかったから…。』
カズヒロは頷いているようだ。
『私…アズサっていう女に、言われたの。』
「なんて?」
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