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世紀末戦記 12

[304]  カザン  2010-08-12投稿
それはナカニス川と海の間にある河口堰だった。

河口堰の内側には通路があり、そこを通らしてもらうのだ。

早速ジャックは係員のゾルタスを呼んだ。

「おーい!!ゾルタスのおっちゃん。」

ジャックが呼ぶとゾルタスが出てきた。彼は水門の開け閉めや水の管理をしている。

「ジャック!!また買い出しか!?」

「今日も使わせてもらうよ。」

「ああ使いな。しかし昨日からの大雨ですごい水だ。くれぐれも落ちんなよ。」
「わかってる。毎日ありがと。」

ジャックはそう挨拶すると奥の通路へ向かった。

通路はむき出しで下が見える。

川は昨日の雨でゴミだらけだったが、ジャックその中に何かあるのに気づいた。
「人だ!!おっちゃん来てくれ!!」

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