携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> がんばったで賞 27 〜やっと好きって言えた〜

がんばったで賞 27 〜やっと好きって言えた〜

[337]  るー6  2010-08-12投稿
「うそ…。」
『ウソじゃないの。また、柴山先生に、ここはろうの人が通う学校じゃないって…。』
「そんな…許せない。」
サユは席を立って、学校へ向かおうとした。
『ちょっと待ってよ。ちゃんと聞いて。』
「…ごめん、つい。」
サユは再び席に戻った。
『私、死のうと思ったの。歩道橋から飛び降りてね。でも、それを助けてくれた…。』
「その人は…カズヒロくん?」
アキは意味ありそうに頷いた。
『全部話したの。カズヒロに。いじめられたことも、先生から言われたことも。』
「そう…。」
『私、やっと言えたの。カズヒロに好きって。』
サユは喜んでいた。
「良かったね。これでカップル誕生か…。」
『やだなあ。せかさないでよ。くれぐれも結婚しろとか。』
サユは飲んでいたジュースを吹き出した。
「ちょっとアキ、笑わせないでよ。結婚は早すぎでしょう。」
サユはテーブルを必死に拭いていた。
そのとき、サユは手話を使わず、
「私もいい人見つけたい…。」
『何?』
「ううん。何でもない。」サユの恋は、いつ芽生えるのだろう。

感想

感想はありません。

「 るー6 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス