がんばったで賞 29 〜会いたくない人に…〜
「俺のせいで、あんたは、ろう学校に行かせることにしたのか?」
「…何よ急に。」
カズヒロは、入学手続きの紙をビリビリに破いた。
柴山先生にすぐ止められたが、もう遅かった。
「カズヒロくんやめなさい!」
「俺は、絶対にアキをろう学校に行かせないからな!」
カズヒロは、入学案内パンフレットを握り潰して去っていった。
「…すいません。普段あんな子じゃないんですが…。」
「…ハァー」
アキの母は、深い溜め息をついた。
カズヒロは、悔しくて悔しくてしょうがなかった。
ユニフォームから制服に着替える途中も、悔しさは晴れることはなかった。
高校を出ると、ヒロに会った。
「よっ。」
カズヒロは、小さく「よっ」と言い返した。
「ん?どうした?そんな暗い顔して。」
「お前こそ…バイトは?」「今日は休み。良かったら一緒に飯とかどう?」
カズヒロは頷いた。
「よし!行こう!」
一方、サユとアキは、
『ありがとう。今日は。』「ううん。また明日、学校で会おうね。」
『また明日。』
アキはサユと別れ、1人で家へと向かっていた。
その途中、会いたくない人に…。
アズサだ。
「こんばんは。」
アキは自然に後ずさりした。
『…。』
逃げようとしたら、囲まれてしまった。
「ちょっと、今日は酷い事しちゃおっかな〜。」
『…。』
カズヒロ…助けて…。
「…何よ急に。」
カズヒロは、入学手続きの紙をビリビリに破いた。
柴山先生にすぐ止められたが、もう遅かった。
「カズヒロくんやめなさい!」
「俺は、絶対にアキをろう学校に行かせないからな!」
カズヒロは、入学案内パンフレットを握り潰して去っていった。
「…すいません。普段あんな子じゃないんですが…。」
「…ハァー」
アキの母は、深い溜め息をついた。
カズヒロは、悔しくて悔しくてしょうがなかった。
ユニフォームから制服に着替える途中も、悔しさは晴れることはなかった。
高校を出ると、ヒロに会った。
「よっ。」
カズヒロは、小さく「よっ」と言い返した。
「ん?どうした?そんな暗い顔して。」
「お前こそ…バイトは?」「今日は休み。良かったら一緒に飯とかどう?」
カズヒロは頷いた。
「よし!行こう!」
一方、サユとアキは、
『ありがとう。今日は。』「ううん。また明日、学校で会おうね。」
『また明日。』
アキはサユと別れ、1人で家へと向かっていた。
その途中、会いたくない人に…。
アズサだ。
「こんばんは。」
アキは自然に後ずさりした。
『…。』
逃げようとしたら、囲まれてしまった。
「ちょっと、今日は酷い事しちゃおっかな〜。」
『…。』
カズヒロ…助けて…。
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