diary
今日から日記をつけてみようと思う。
夏休みも今日で終わり。まだ蝉がやかましく鳴き続け、ただでさえ暑い夏をさらに暑くする。
宿題は数日前に終わらせ、する事もないので日記をつけようと思った。
夏休みが終わるとすぐに学園祭がある。
…そのときアイツに気持ちを打ち明けよう。
アイツと会ったのは医務室で。
体育で怪我した時、医務室にいった。
医務の先生はいなかった
「ぁ!怪我してるよ!」
アイツはベッドから起き上がって何故か俺の傷の手当てをしてくれた。
「これで大丈夫…かな」アイツは少し頬を紅潮させて微笑んだ。
俺は何も言えなかったと思う。ただ、アイツの顔を黙って見ていただけだ
そのときからアイツが好きだ。
「お前、どっか具合悪いのか?」
「お前、俺のこと知ってんの?」
訊きたかった。
「ありがとう」
言いたかった。
学園祭が待ち遠しくもあり来ないでくれという気持ちもある。
…そろそろ眠くなってきた。
明日から学校だ。
8月31日(火)
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