がんばったで賞 39 〜付き合っている人がいるんだ。〜
「アキ…!良かった無事で…」
『でも2、3日耳について検査入院することになっちゃった。』
「はぁ…。」
『大丈夫。検査だけだから。』
アキはお母さんを励ました。
「まあ、そうね。」
カズヒロの家。
「ただいま。」
「おかえり〜。遅かったじゃないカズヒロ。」
カズヒロの母、ノリコは典型的なおばさん。…というか、肝っ玉母ちゃん。
カズヒロには弟がいる。
歳が10も離れており、弟のユウダイはやっと小学生になった。
「あんちゃん!お馬さんやって!」
「よぉし!じゃあ乗れ!」カズヒロは、どんなに疲れていても、弟と遊ぶ理想の兄だった。
父のアキラも、その光景を優しそうな目で見つめており、アキ同様決して裕福とは言えないが、笑顔が絶えない家族だった。
「あんちゃん!もっと早く!」
「俺…もうダメです…。」カズヒロは疲れきっていた。
「ユウダイ。そろそろ寝なさい。カズヒロ疲れてるから。」
「…はーい。」
しぶしぶの「はーい」という返事をしたユウダイは、自分の布団に横になった。ノリコは洗い物を済ませ、カズヒロを呼んだ。
「カズヒロ…ちょっとここに座って。」
「なんだよ…。」
両親に見つめられるカズヒロ。
「カズヒロ、最近帰りが遅いけど、何してるの?」
「…それは…その…。」
「母ちゃんに話してちょうだい。母ちゃん心配で…。」
カズヒロは唇を噛んだ。
「言ってちょうだい。」
「俺、付き合っている人がいるんだ。」
『でも2、3日耳について検査入院することになっちゃった。』
「はぁ…。」
『大丈夫。検査だけだから。』
アキはお母さんを励ました。
「まあ、そうね。」
カズヒロの家。
「ただいま。」
「おかえり〜。遅かったじゃないカズヒロ。」
カズヒロの母、ノリコは典型的なおばさん。…というか、肝っ玉母ちゃん。
カズヒロには弟がいる。
歳が10も離れており、弟のユウダイはやっと小学生になった。
「あんちゃん!お馬さんやって!」
「よぉし!じゃあ乗れ!」カズヒロは、どんなに疲れていても、弟と遊ぶ理想の兄だった。
父のアキラも、その光景を優しそうな目で見つめており、アキ同様決して裕福とは言えないが、笑顔が絶えない家族だった。
「あんちゃん!もっと早く!」
「俺…もうダメです…。」カズヒロは疲れきっていた。
「ユウダイ。そろそろ寝なさい。カズヒロ疲れてるから。」
「…はーい。」
しぶしぶの「はーい」という返事をしたユウダイは、自分の布団に横になった。ノリコは洗い物を済ませ、カズヒロを呼んだ。
「カズヒロ…ちょっとここに座って。」
「なんだよ…。」
両親に見つめられるカズヒロ。
「カズヒロ、最近帰りが遅いけど、何してるの?」
「…それは…その…。」
「母ちゃんに話してちょうだい。母ちゃん心配で…。」
カズヒロは唇を噛んだ。
「言ってちょうだい。」
「俺、付き合っている人がいるんだ。」
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