Annelida
足されることのない
失うだけの命に
どれだけの価値を
感じられるのでありましょうか
燦くことを知らず
ただただ
地を這うだけの日常に
いったい何を夢見ると
言うのでありましょうか
アンネリダのように
足を棄て
忌み嫌われて
愛を足されることのない
失うばかりの命に
正常を維持することが
異常だとしても
あとどれだけ
正常を維持すれば
良いのでありましょうか
誰も余分の愛などは
持ち合わせていないのだから
幾ら
蠕き
啼き
伝えても
それは一分も届かないのです
だから
私にとって
あの愛だけが
最初で最後になるのでしょう
せめて
私の記憶を廃れさせぬように
静かに自分を殺すのです
まるで私は
アンネリダのように
蠕き
啼き
静かに
伝えるのです
失うだけの命に
どれだけの価値を
感じられるのでありましょうか
燦くことを知らず
ただただ
地を這うだけの日常に
いったい何を夢見ると
言うのでありましょうか
アンネリダのように
足を棄て
忌み嫌われて
愛を足されることのない
失うばかりの命に
正常を維持することが
異常だとしても
あとどれだけ
正常を維持すれば
良いのでありましょうか
誰も余分の愛などは
持ち合わせていないのだから
幾ら
蠕き
啼き
伝えても
それは一分も届かないのです
だから
私にとって
あの愛だけが
最初で最後になるのでしょう
せめて
私の記憶を廃れさせぬように
静かに自分を殺すのです
まるで私は
アンネリダのように
蠕き
啼き
静かに
伝えるのです
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