がんばったで賞 40 〜サユの我慢〜
「ええー!」
ノリコは嬉しそうな顔をした。
「静かに聞け。ユウダイ起きちゃうだろ。」
「そうね。」
アキラに落ち着かされたノリコは、
「まさかカズヒロに恋人だなんて…、それでいつも帰りが遅いのね。」
「うん…。ごめん父ちゃん母ちゃん。」
「ううん。謝らなくてもいいわよ。そういう時間も大切よ。」
カズヒロは、アキの耳が聞こえない事はまだ、両親には言わなかった。
「よし!その彼女、大切にするんだからね!」
ノリコはそう告げて、台所を掃除に行った。
「カズヒロ、お前なら彼女を幸せにできるぞ。」
「父ちゃん…。」
カズヒロは、いつも俺の事を1番に考えてくれる父を尊敬していた。
憧れている親にこんな嬉しい事を言われたカズヒロは、いつまでも笑顔が絶えなかった。
「あっ、今度連れてきて。母ちゃん、カズヒロの彼女が見たいな〜。」
「うん。だね。」
カズヒロは心の中で不安だった。
こんなことがバレたら、俺の母ちゃんはどんな風に思うだろう。
白愛高校。2年3組。
「…アキちゃんいないとつまらないなあ。」
ヒロが言葉を洩らした。
「ねぇ、1番つらいのは、カズヒロくんだよ。」
サユはカズヒロを心配した。
案の定、カズヒロはいつもより元気がなかった。
元気がないカズヒロを、サユは本当は見たくないんだけど。
ノリコは嬉しそうな顔をした。
「静かに聞け。ユウダイ起きちゃうだろ。」
「そうね。」
アキラに落ち着かされたノリコは、
「まさかカズヒロに恋人だなんて…、それでいつも帰りが遅いのね。」
「うん…。ごめん父ちゃん母ちゃん。」
「ううん。謝らなくてもいいわよ。そういう時間も大切よ。」
カズヒロは、アキの耳が聞こえない事はまだ、両親には言わなかった。
「よし!その彼女、大切にするんだからね!」
ノリコはそう告げて、台所を掃除に行った。
「カズヒロ、お前なら彼女を幸せにできるぞ。」
「父ちゃん…。」
カズヒロは、いつも俺の事を1番に考えてくれる父を尊敬していた。
憧れている親にこんな嬉しい事を言われたカズヒロは、いつまでも笑顔が絶えなかった。
「あっ、今度連れてきて。母ちゃん、カズヒロの彼女が見たいな〜。」
「うん。だね。」
カズヒロは心の中で不安だった。
こんなことがバレたら、俺の母ちゃんはどんな風に思うだろう。
白愛高校。2年3組。
「…アキちゃんいないとつまらないなあ。」
ヒロが言葉を洩らした。
「ねぇ、1番つらいのは、カズヒロくんだよ。」
サユはカズヒロを心配した。
案の定、カズヒロはいつもより元気がなかった。
元気がないカズヒロを、サユは本当は見たくないんだけど。
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