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恋実‐2‐

[270]  夢嘉  2010-08-28投稿
私が慶ちゃんより先に中学生になった。私も少し大人になり、毎日慶ちゃんに会わなくても寂しくなくなった。でも本音を言うとやっぱり慶ちゃんに会いたかった。でも慶ちゃんゎ小学生。私ゎ中学生。離れてるかな、でもたまにゎ学校も近かったしたまたま慶ちゃんに会った時ゎ一緒に帰った。
そんな時私ゎ部活に入らなくてゎいけなくなり迷いながら帰ってると前に慶ちゃんと女の子が4、5人いた。私ゎなんだか悪い気がしたのでそのまま通りすぎようとした。
『夢嘉!待ってぇ〜』
慶ちゃんがチャリのあたしを追いながらはしってきた。
『あ〜ん、慶羅くぅん』
『ごめんね、また明日ね、ばいばぁい』
『じゃぁね、慶羅くん』
女の子数人と強引に別れた慶ちゃん。
『慶ちゃん、あの子たちゎいいの?せっかく一緒に帰ってたのに、』
『いいのいいの。毎日遠回りまでしてあのこ達の家の方から帰ってやってんだしさ、たまにゎ俺だって夢嘉と帰りたいよ、』私ゎすっごく嬉しかった、慶ちゃんが私と帰りたいだなんて
『夢嘉、後ろ乗せて』
『もぅしょうがないなぁ』
チャリの私ゎ慶ちゃんを後ろに乗せたげた。慶ちゃんゎ横乗りで腕だけ私のお腹に回した。私ゎドキドキした、でもこの一時がすごい嬉しかった、幸せだった。
『はい、着いたよ。』
『寄ってくぅ?』
『ぅん。でも一時間くらいね、帰ってまた家事しなきゃだからさ』
私の両親ゎ共働きで夜9時すぎにならないと帰ってこない。なので家事全般私がやることになっている、夕方にゎ帰って洗濯物しまって両親の夕飯を作る。
『夢嘉えらいね。』
『えらくないよ、おっとうもおっかぁも大変だし、また今日も1人で夕飯だしうちにきて食べる?』
『いいのぉ?わあいわあい。夢嘉のご飯。おとうとおかあに話してくる。』
『あら、夢嘉ちゃん、いつも悪いわね、たまにゎうちにもきてね。』
『いえ、どうせ、1人ゎ寂しいので。じゃっ行こっか、』
慶ちゃんを連れて家に帰った。

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