洋子33才
シングルマザー
ＳＭで例えたならＳだ
トムは28才
アメリカ人
多分Ｍだ
洋子はポールダンサーの一人で
33才にしては
はるかに若く見え ナイスバディだ
運命の日トムは洋子に一目惚れした
整った顔立ち
身体のラインの美しさ
仕事的にはやばくセクシー過ぎるが トムにとっては衝撃的な出会いだった
トムは洋子を指名し むさぼりつくように話し始めた
失礼ですが何歳ですか？
たいていの男は社交事例のごとくここから入ってくる
33才よ
日本語上手ね
もう5年居ますから！空軍のエンジニアです
少しなまりはあるが世間話をする程度に支障は無い
いきなりトムが叫んだ
この仕事辞めてトムと付き合って下さい
は？
トムは自分の事をトムという
我が家の姫と一緒だ 変なガキだなと思いながら
洋子はバシッと答えた
貴方は私より5才下だし おてんば盛りの娘もいるの その若さでおばさん口説くよりギャルでも見付けたら！！
その若さじゃ私達をやしなえないわよ 私の事はほっといて！
それでもトムは食いついてくる
運命の人です
結婚して下さい
そんなふうに口説いて来る男はごまんといる
洋子は心の中で笑っていた
透き通った青い目の奥がひっしに話しかけてくる
マジ最近のガキはウザい
だったら友達になりましょう
洋子の逃げの一言だ
それでもトムは喜んだ
友達になってくれる 話し相手にもなってくれた
トムのストーカー要素はハンパじゃなかった
洋子の出勤を見届けてから
きっちり19時に電話 毎日の事だ仕事が終わると近くのコンビニまでＳＰ
ここまでされるとさすがに あきれる
そんなこんなで季節も変わろうとする頃第一回目のデートをした
何故かトムの部屋に連れていかれた洋子は玄関で固まっていた
何もしないから入っておいでよ！冷たい物でも飲む？
そうね 頂くわ
天井にアメリカの旗と日本の旗が揺れている
何じゃこりゃ？と思いながらトムの用意してくれた椅子に座り
はい どうぞ！
と出されたものはヤクルトだった えっ？
久々に このタイミングでヤクルトとは・・・・
そこで洋子は恋に落ちた
気が付くと朝の5時だった
ヤバすぎる
仕事もサボった
美穂に何て言い訳しよう
トムは口を開けて爆睡してた
続く

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