遠くても…-13-
今日がラストだった。
エリカは雪の中ひたすら幸村さんを待ち続けた。寒くて手がかじかんだ。ふと空を見上げると吸い込まれてしまいそうなほど真っ暗な世界が広がっていた。
1時間…
2時間…3時間待った。空の暗さに不安になって、あきらめようと思ったそのときだった。
「幸村さん!!」
そこには愛しいあのヒトの姿。
やっと会えた。
「おう、お疲れ。
どうしたの?」
幸村さんは少しとまどっていた。
やっぱり前みたいに優しい笑顔はもうくれない。
『好きです』
涙…
溢れる前に幸村さんに背を向け、走りだした。
最後に見た幸村さんの姿を心に焼き付けて、走り続けた。ふと途中で後ろを振り返った。
そこに、
心に焼き付けた幸村さんの姿を浮かべ、エリカは空を見上げて、また泣いた。
空にはきれいな星がにじんで見えた。
エリカは雪の中ひたすら幸村さんを待ち続けた。寒くて手がかじかんだ。ふと空を見上げると吸い込まれてしまいそうなほど真っ暗な世界が広がっていた。
1時間…
2時間…3時間待った。空の暗さに不安になって、あきらめようと思ったそのときだった。
「幸村さん!!」
そこには愛しいあのヒトの姿。
やっと会えた。
「おう、お疲れ。
どうしたの?」
幸村さんは少しとまどっていた。
やっぱり前みたいに優しい笑顔はもうくれない。
『好きです』
涙…
溢れる前に幸村さんに背を向け、走りだした。
最後に見た幸村さんの姿を心に焼き付けて、走り続けた。ふと途中で後ろを振り返った。
そこに、
心に焼き付けた幸村さんの姿を浮かべ、エリカは空を見上げて、また泣いた。
空にはきれいな星がにじんで見えた。
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