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天使のすむ湖42 同性愛伝説

[339]  雪美  2006-09-01投稿
 授業を終えて、すぐに香里のところに行きたくて帰り支度をしていると、
「よう、一樹、お前とうとうそっちに走ったのかよー」
とニヤニヤ薄笑いを浮かべて、英治が近づいてきた。
「そんなんじゃねぇよーふりだけだよ、岬に事情は聞いただろう。」
教室を出て歩き出すと、後からついてきて、
「お前はその気がなくても、桜井の奴の目つきはどう見ても本気だぞーせいぜい食われないように気をつけるんだなー」
内心うんざりしていたから、
「そんなんじゃないって、」
と言うと、英治は
「それとも、お前が三股かけて楽しんでるのかと思ってなーもてる男は辛いねー」
と冷やかしてきた。
「冷やかしに着たのかよ、そんなんじゃねぇし、岬は一時身を引いたし、俺はそれから指一本触れてないよ、桜井はあくまでも協力者でしかないよー」
と説明したが
「三人で夜はお楽しみなのか?」
と小声で聞いてきたから、頭にきて、
「ふざけんなー俺はそんなことしないし、お前みたいにすぐに下ネタに結びつけるようなことするわけないだろう。それに、香里と付き合ってるし、岬は待たせてあるし、そんなお気楽な身分じゃないよー二人に責任もつって言い切ったんだ、半端なことじゃ済まされないんだよー」
どいてくれないので、横をすり抜けて俺は下駄箱へ急いだ。
下駄箱では桜井が待っていた。
確かに英治の言うとおり、桜井の目はマジなことは俺は知っていたが、しかし、奴は約束したんだ、俺の協力者であり続けるからと言ってくれた。
俺と香里のために、時々桜井の見つめる目が怖いときはあるが、けして無茶なことはしてこないので、最近では慣れてきていた。

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