クリスタルクラッシュ8―?
｢ち、ちょっと待って下さい！クリスタルクラッシュ専用の剣ってどういう事ですか！？剣自身にクリスタルの力が入っているという事なんですか！？｣
ザックは慌てふためいて剣を手にとると、凝視した。
｢そうじゃないわ｣
メディナは首を横に振って、
｢クリスタルをそこにはめ込むの｣
と、言いながら、剣首にある何かをはめ込むような形をした部分を指差した。
｢こ、ここにクリスタルを…？｣
｢そうよ｣
｢…私たちが奪ったクリスタルを使うと言うのですね？｣
リリアはメディナとザックの会話に割り込んだ。
｢ええ。それ以外に方法は無いわ｣
メディナは毅然として言い放った。
それを聞いて、リリアは苦悶の表情を浮かべながら大きく息を吐いた。
｢奴らがクリスタルの力を使う以上、綺麗事は言っていられないわよ｣
｢…わかっています｣
｢私は嫌よ｣
ミーナはメディナを睨みつながら強い口調で言った。
｢ミーナ…｣
｢クリスタルで一体何人の人間が死んだと思っているの！？お父さんもお母さんもエリーも、みんなクリスタルの力で殺されたのよ！リリアさんのお姉さんだって…｣
彼女の言葉は途中で途切れた。
嗚咽を漏らした彼女の目からは止め処なく涙が溢れ、テーブルの上を僅かに濡らしていた。
ザックは慌てふためいて剣を手にとると、凝視した。
｢そうじゃないわ｣
メディナは首を横に振って、
｢クリスタルをそこにはめ込むの｣
と、言いながら、剣首にある何かをはめ込むような形をした部分を指差した。
｢こ、ここにクリスタルを…？｣
｢そうよ｣
｢…私たちが奪ったクリスタルを使うと言うのですね？｣
リリアはメディナとザックの会話に割り込んだ。
｢ええ。それ以外に方法は無いわ｣
メディナは毅然として言い放った。
それを聞いて、リリアは苦悶の表情を浮かべながら大きく息を吐いた。
｢奴らがクリスタルの力を使う以上、綺麗事は言っていられないわよ｣
｢…わかっています｣
｢私は嫌よ｣
ミーナはメディナを睨みつながら強い口調で言った。
｢ミーナ…｣
｢クリスタルで一体何人の人間が死んだと思っているの！？お父さんもお母さんもエリーも、みんなクリスタルの力で殺されたのよ！リリアさんのお姉さんだって…｣
彼女の言葉は途中で途切れた。
嗚咽を漏らした彼女の目からは止め処なく涙が溢れ、テーブルの上を僅かに濡らしていた。
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