遠くても…-35-
エリカは幸村さんに何も言えなかった…
次の日から幸村さんから連絡がなくなった。
幸村さんはもうエリカのこと忘れたいのかな…
病院の窓からずっと外の景色を眺めていた。
もしかしたら、その中に幸村さんがいるんじゃないかと思って…
“元気になったらまた店にもどっておいで”って幸村さんが笑顔をくれるんじゃないかって期待してた。
幸村さんはエリカを忘れてしまったんだ…
ガラっ
「幸村さん!?」
「あ、ごめん、オレ…」「松山くん…」
「今日退院だからさ…
迎えにきた。」
まただ…
涙がとまらなかった…
「ごめ…ん…」
エリカは最低だね。
大好きな幸村さんを傷つけて…エリカを大切にしてくれる松山くんを傷つけて…
エリカの中途半端な気持ちでみんなを傷つける。
エリカは幸村さんの商品、松山くんはエリカのたった1人の彼氏。
そんな簡単なこと、どうして理解できなかったの?
涙をながしすぎてエリカのこころはすっかり渇いていた。
次の日から幸村さんから連絡がなくなった。
幸村さんはもうエリカのこと忘れたいのかな…
病院の窓からずっと外の景色を眺めていた。
もしかしたら、その中に幸村さんがいるんじゃないかと思って…
“元気になったらまた店にもどっておいで”って幸村さんが笑顔をくれるんじゃないかって期待してた。
幸村さんはエリカを忘れてしまったんだ…
ガラっ
「幸村さん!?」
「あ、ごめん、オレ…」「松山くん…」
「今日退院だからさ…
迎えにきた。」
まただ…
涙がとまらなかった…
「ごめ…ん…」
エリカは最低だね。
大好きな幸村さんを傷つけて…エリカを大切にしてくれる松山くんを傷つけて…
エリカの中途半端な気持ちでみんなを傷つける。
エリカは幸村さんの商品、松山くんはエリカのたった1人の彼氏。
そんな簡単なこと、どうして理解できなかったの?
涙をながしすぎてエリカのこころはすっかり渇いていた。
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