オバ恋?
アラフォー女の右手にはスイッチがあった。
結婚15年、子供は二人。夫とは些細なケンカは沢山したけどこんなものかと思ってた、あの日までは…。
あの日…、そう会社の打ち上げがあった日。
帰りがたまたま一緒になった一回りも年下の同僚。
今まで、ちゃんと話した事あったっけ?って位の関係だったのに…。
右手が彼の左手に当たった。
「あっゴメン」
「いえ…」
次の瞬間、私の右手は彼のゴツゴツした手の中にあった。
「エッ??」
見上げた私を見ないまま歩く彼。
「今日位、いいじゃないですか?この温もりを憶えていて下さい」
(夫以外の男性と手を繋ぐなんて、結婚して以来初めてだわ。どうすればいい?)頭の中は真っ白。
………
う〜ん嫌じゃないなぁ、まっいいか…私も酔っていた。
いつもは早く帰らなくっちゃと急ぎ足で歩く駅までの道、変な感じ。
「じゃあまた会社で」
振り向こうとしたら一瞬抱き寄せられた。
(え〜っと!!!どうしようか?)
「オヤスミ」
逃げる様に改札機を通り抜けた。
振り向くとまだ見送っている彼に手を振った。
その日を境に私は、変化してしまったのだ。
右手が熱くてたまらない。
食事が喉を通らない。
あれから一週間、すっかり体調を崩した。
これは恋?
ショッピングといっても夫や子供たちの物にしか目がいかなかったのに…新しい服・靴・バック・化粧品…漁る様に買った。
鏡ばかり覗き込む毎日。
夫はまだ、私の変化に気付いてはいない。
どうしよう?と考えつづけてたある日。
残業でたまたま彼と二人きりになってしまった。
「久しぶり…」
私は呟く様な声で言った。
頭の中で何かが弾けた様な気がした。
「ねえ、私おかしいんだけど」
関を切った様に想いが次々と言葉に出てしまう。
「どうすればいい?」
尋ねる私に困った顔で彼がようやく口を開いた。
「僕たちにはお互い守る者があるでしょう?あなたとはこれからも一緒に働いていきたいと思っているんです。我慢して下さい。僕だって我慢しているんです」
??????????
聞きたかった言葉はそんな言葉じゃない。身体が震え始めた。
どうやって帰宅したのかさえ覚えていない。
なぜ?あの時の言葉はなんだったの?
酔っていたから?
あれから…顔をまともに見る事もできずにいる。
オバさんなのに恋してるなんて変ですか?
結婚15年、子供は二人。夫とは些細なケンカは沢山したけどこんなものかと思ってた、あの日までは…。
あの日…、そう会社の打ち上げがあった日。
帰りがたまたま一緒になった一回りも年下の同僚。
今まで、ちゃんと話した事あったっけ?って位の関係だったのに…。
右手が彼の左手に当たった。
「あっゴメン」
「いえ…」
次の瞬間、私の右手は彼のゴツゴツした手の中にあった。
「エッ??」
見上げた私を見ないまま歩く彼。
「今日位、いいじゃないですか?この温もりを憶えていて下さい」
(夫以外の男性と手を繋ぐなんて、結婚して以来初めてだわ。どうすればいい?)頭の中は真っ白。
………
う〜ん嫌じゃないなぁ、まっいいか…私も酔っていた。
いつもは早く帰らなくっちゃと急ぎ足で歩く駅までの道、変な感じ。
「じゃあまた会社で」
振り向こうとしたら一瞬抱き寄せられた。
(え〜っと!!!どうしようか?)
「オヤスミ」
逃げる様に改札機を通り抜けた。
振り向くとまだ見送っている彼に手を振った。
その日を境に私は、変化してしまったのだ。
右手が熱くてたまらない。
食事が喉を通らない。
あれから一週間、すっかり体調を崩した。
これは恋?
ショッピングといっても夫や子供たちの物にしか目がいかなかったのに…新しい服・靴・バック・化粧品…漁る様に買った。
鏡ばかり覗き込む毎日。
夫はまだ、私の変化に気付いてはいない。
どうしよう?と考えつづけてたある日。
残業でたまたま彼と二人きりになってしまった。
「久しぶり…」
私は呟く様な声で言った。
頭の中で何かが弾けた様な気がした。
「ねえ、私おかしいんだけど」
関を切った様に想いが次々と言葉に出てしまう。
「どうすればいい?」
尋ねる私に困った顔で彼がようやく口を開いた。
「僕たちにはお互い守る者があるでしょう?あなたとはこれからも一緒に働いていきたいと思っているんです。我慢して下さい。僕だって我慢しているんです」
??????????
聞きたかった言葉はそんな言葉じゃない。身体が震え始めた。
どうやって帰宅したのかさえ覚えていない。
なぜ?あの時の言葉はなんだったの?
酔っていたから?
あれから…顔をまともに見る事もできずにいる。
オバさんなのに恋してるなんて変ですか?
感想
- 40579: 変じゃないですょ(笑)トキメキは必要だと思います:まこ [2011-01-16]