携帯小説!(PC版)

dis-[64]

[337]  遥香  2006-09-02投稿
――‐‐

〜フェイコックピット内〜


“ピッピピッ”

祐希『(――なんだ?――通…信…?)』

通信回線を開くために手を伸ばす。
祐希の意識は朦朧としていた。

“ピッ”


祐希『瑞枝…――?』

瑞枝「祐希。いい?使真の核を狙って。核よ?――他をいくら攻撃しても、使真には効かないわ。」

瑞枝は言葉短く、そして“核”を強調して説明する。

祐希『わか…ってる―…』
そう言うと祐希は再び使真へ武器を構えなおした。


“ジャカ―…”


‐‐

“ズザァァァ―――”


瑞枝「なッ!?」


祐希が構え、使真に向けて攻撃を発射しようとした直後……使真より、祐希の搭乗しているフェイヴェリスに、疾風の如く、そして尚且つ凄まじい斬撃がもたらされた。

一瞬の間に起こった出来事――


瑞枝等をはじめとする司令室及び、現場の関係者はその最中、触手が空を斬る音を聞いていた。
否、目で追うことができず、音のみならば聞こえた。と言ったほうが正しいだろう。

フェイは触手によって地面へ叩きつけられた。


祐希「ッ――」


瑞枝「ッ――パイロットとコンタクトとってッ!」


浜名「了解……―――ッ
応答…ありません!」

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