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僕らがいる日常。 四話

[886]  AIPER  2010-10-01投稿
秋分の日だ。約束の時間が近づいている。
「遅いですよ!」
「相変わらず崇は時間にルーズだな。(秋彦)」
「時間に間に合や良いんだよ。」
「行きましょうよ、俊介君!」
「そうですね(笑)」
チケットを買って中に入る。想像以上に大きな水族館だ。
「あ!見てください。大きな魚ですね。(涼川)」
「ほんとですね〜(俊介)」
「「地味な魚だなー。」」
「お前らには、感動する事が出来ないのかよ…」
「こっちにはカニがいますよ!」
「ほんとだ!凄い。大きなハサミですね〜。」
「彼らははしゃぎ過ぎだけどね。(あ)」
「二人だけのお花畑空間に、水を差すのも悪いし。(け)」 「いや、誰も入りたくねぇから。(た)」
でかいサメに驚いて、小さいクリオネに驚いて、ハリセンボンのトゲに驚いて、ネコザメを実際に触って驚いて、…
「啓太啓太〜。面白いのがいる。」
「どれどれ〜秋彦〜。」
「何だ?」
「カニが何か背負ってる。」 「本当だ、何だこれ。」
「それは、ネコザメの卵だろ。」
「「な、何だって!!!!。」」
「いや、それ位知っとけよ。」
「じゃあ何で持ってるんですか。崇先生?(秋彦)」
「いや、それは…」
「何だよ。知らないのか。(秋彦)」
「とりあえず、卵の事知らないのお前にだけは言われたくねぇな(怒)。」
「多分卵を、守ろうとしているのでは?」
「何ですって!啓太先生。」
「育児放棄で見捨てられた卵を、死に物狂いで助ける…なかなか勇気があるカニだよ。」
「ふむふむ。」
「いや、逆だろ?」
「崇は本当に血も涙も知識も無い奴だな。(秋彦)」
「自然界語っただけで、そこまで言われるとは思って無かったわ。」
……実際、自然界何て考え無いで良いんじゃ無い?と言うことで、食うか食われるかなんて考えるより、助け合って共存してるって考えた方が気楽何だ。だって殺し合うより助け合う方がやってて、いい気になれる。

「おい、そろそろあの二人現世に連れてこいよ。(崇)」
「俺はパス。啓太頼んます。(秋彦)」
「えぇ…」
でも僕らの考える事でも無いかな……

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