幸せの一月を一生忘れない 5
「失礼しまーす、時雨先輩いますか?」
それは、昼休みのことだった。
「はひ??」
図書室で読みかけの本を読んでいると、見覚えのない三人の女子が入ってきた。一人はポニーテールで色白。もう二人は真っ黒の肌にパーマのかかった髪の後輩っぽい子達だった。
「失礼ですけど、あの方を自分の物みたく言わないでくれますか」
ポニーテールのつんつんした言い方が気にくわない上に、訳が分かんなくてイライラした。
「あたし達、あの方のためにここのガッコ入ったんですよ」
「あの方を誑かさないで下さい。ってか、あたし達に謝ってくれませんか?」
黒人顔負けの女子もそろってあの方あの方・・・って、しかも何であたしが謝んなきゃいけないわけ?
「何なのさ、私何かした?」
あったま来た!もう我慢できないよ!!
「津軽様のこと大声で自慢していたじゃないですか、言うなら言うで場所をわきまえたらどうですかっ?」
彼氏のこと自慢しちゃいけないのかと訊こうとした時、前の方で声がした。
「・・・俺が、どうしたって?」
「「「 つ、津軽様!? 」」」
澪だった。片手にお弁当箱をぶら下げていた。
「澪・・・・」
「見っけた・・・風香」
名前で呼び合った自分たちの関係を見て口をあんぐり開けている女子を見たのは面白かった。
「行こう・・・・」
そうだ、今日は二人でお昼にしようって話してたんだった。
女子をおいて、私達は屋上へ向かった。
それは、昼休みのことだった。
「はひ??」
図書室で読みかけの本を読んでいると、見覚えのない三人の女子が入ってきた。一人はポニーテールで色白。もう二人は真っ黒の肌にパーマのかかった髪の後輩っぽい子達だった。
「失礼ですけど、あの方を自分の物みたく言わないでくれますか」
ポニーテールのつんつんした言い方が気にくわない上に、訳が分かんなくてイライラした。
「あたし達、あの方のためにここのガッコ入ったんですよ」
「あの方を誑かさないで下さい。ってか、あたし達に謝ってくれませんか?」
黒人顔負けの女子もそろってあの方あの方・・・って、しかも何であたしが謝んなきゃいけないわけ?
「何なのさ、私何かした?」
あったま来た!もう我慢できないよ!!
「津軽様のこと大声で自慢していたじゃないですか、言うなら言うで場所をわきまえたらどうですかっ?」
彼氏のこと自慢しちゃいけないのかと訊こうとした時、前の方で声がした。
「・・・俺が、どうしたって?」
「「「 つ、津軽様!? 」」」
澪だった。片手にお弁当箱をぶら下げていた。
「澪・・・・」
「見っけた・・・風香」
名前で呼び合った自分たちの関係を見て口をあんぐり開けている女子を見たのは面白かった。
「行こう・・・・」
そうだ、今日は二人でお昼にしようって話してたんだった。
女子をおいて、私達は屋上へ向かった。
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