せんちめんたる11
次の日
私は学校に行ったけど気分が晴れなかった。あすかに会い罪悪感で満たされたから。
友達の好きな人を好きになるなんて、最低だよ
―休み時間
「凛、どしたの」
机にうつ伏せになってた私に奈々がはなしかけてきた。知佳が隣で心配そうに見てる
「何もないよ、」
「嘘」
あすかがそう言った。びっくり
「朝からうかない顔してんじゃん。なんかあったの?」
あなたの好きな人を私も好きになりました。なんて言えるわけないじゃん…
「……」
「黙ってたってわかんないじゃん、相談のるよ」
あすかの優しさがよけい自分への罪悪感が増す
「ありがとう」
ほんとありがとう、あすか
この気持ちは忘れなきゃいけないよね。
あすかがこのこと知ったらどんな顔するかな、
そう思うと怖い
弱虫
マイナスに感ずることばっか、
やっぱり自分はせんちめんたる
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