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Xue−光の行方− act.11鐘の音

[302]  紅乃  2006-09-03投稿
「麗瓏の町メイリーってどこさー!!歩いても歩いても見当たらないよー!」
「おい、シエンッ!!メイリーなら以前任務で行っただろ。…もう忘れたのか?」
「…。」
「めっメイリーならもうすぐですよ。だってほら。鐘の音がするでしょう?」
「あっほんとだ!綺麗な音がするー。」
「メイリーは音楽が盛んな町なんです。なかでも町の中央にある暁の鐘と黄昏の鐘が有名なんです。…今は夕方ですから黄昏の鐘の音ですね。」
「あー町が見え…ん?なんか魔物の群れがこっちに向かってくるんだけど?」
「黄昏の鐘と暁の鐘には魔除け効果があるんだよ☆だから鐘の音がなると魔物は町から反対方向…つまり私達の方へ向かってくるの。」「なに語尾に☆つけてんだよっ!!それどころじゃねぇだろ!もうすぐそこに迫ってきただろ!」
「護衛の腕の見せ所だー☆」「限度っつーもんがあるだろっ!何匹いるとおもってんだよ!」
こちらへ向かってくる紅や黒の狼の群れは、推定百匹ほどはいる。
「じゃあ…
nothing-voice 無の力よ
我らとかのものをさえぎる聖なる光のバリアーとなれプロテクションッ!!」
結果、リオとランがバリアーに包まれる。十夜とシエンと魔物はバリアーの外。「…ってなんでおれ達まで外にでてんだよっ!」
「護衛の腕の見せ所だよ?」きょとんと言うリオは悪魔のよう。
「おいシエンッ!オレはヴィケッドだから攻撃魔法しか使えねーけど、お前はファインだからリオが使った魔法…使えるよな?」
「使えないよっ!nothing-voiceなんか聞いたことないもんっ!!」
「はあ?」
「当たり前ですよ。天上人にしか使えないですから。」
にっこりと笑ってランが言う。
(ぜってーあとでシメてやる…)
「できるんですか?」
「オレ今心の中で言ったぞ…?」
「…なぜわかったか知りたいですか?」
「ぃぃぇ…。」
笑顔で言うランがとてつもなく怖かった。
「ってうわっ!」
紅い狼が炎をはく。それを十夜は紙一重でかわす。
「しゃーねぇな、シエンッ!」十夜が剣を抜く。蒼い宝石のついた長剣。
「わかった!」
シエンがどこからともなく数十本の短剣をだす。紅い宝石が一つ一つについている短剣。
「行くぞっ!」
十夜の掛け声とともに、二人は戦闘を始めた。

感想

  • 3572: 更新が遅れてすいませんでした。(どうでもいいと思っているかもしれませんが…)夏休みの宿題におわれて…これからはきちんと更新していくので、よろしくおねがいします♪―紅乃 [2011-01-16]

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