携帯小説!(PC版)

声-5-

[222]  深谷恵梨香  2010-10-20投稿
翌日…

放課後、俺は、昨日の公園へと向かった。

公園につくと、あのコはブランコにちょこんと座っていた。

ほんと幼いなぁ…

「おい…」

「あ、はやてっ」

………

「なんで俺の名前…」

「だってほら、ここにはーやーてって書いてあるでしょ?」

女の子はそう言って、写真を指差した。
そこには、瀬奈のかわいらしい字で
“せな☆はやて ずっといっしょ”
と書いてあった。

「あ、写真!!早く返せよ!!」

「イヤ!!
今日だけ!!今日1日わたしとあそんでくれたらちゃんと返すから!!お願い!!」

「ふざけんな!!今日は瀬奈の…」

命日なんだ…

「今日わたし誕生日なの!!でも友達も家族も離れたところにいるから1人ぼっちで…それにね、わたし…彼氏とこの日…死別しちゃって…」

「そんな話、信用なんかできるか…」

瀬奈とこのコの彼氏の命日が一緒なんて…いくら偶然にしても、できすぎてる…



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