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クラスメイト1

[361]  フラン子  2010-10-20投稿
頑張って勉強して受かった高校。
受験生の頃はすべての夢がそこに詰まってると思ってた。
彼氏なんか当然のようにすぐ出来るモンなんだと、期待しすぎていたのかもしれない。



「ダル〜い。今日の体育創作ダンスだし〜。」

甘くない現実を知った高校2年の私。窓際の机でお日様の光に包まれて、授業中ウトウトしている。

「なんか楽しいことないのかな〜…」


「夏樹さん。それは数学の授業がつまらないということですか?」


ウトウトし過ぎて独り言を言ってしまった!
ど、どうしよう…。
みんなこっち見てるよ!


「いや、めっちゃ楽しいですよ!!」

「………。」




「夏樹、マジうけるー!」

休み時間に友達の由美が爆笑しながら寄ってきた。

「うちら笑い堪えんの大変だったんだよ!」


「あ、そうなの?みんな失笑してるかと思ってた。」

由美といつものバカ話をしてると、後ろの席の綾瀬が話に入ってきた。

「ほんとお前の印象変わったわ。同じクラスになったばっかのときはクールな奴だと思ってたし。」


綾瀬とは席が前後になってからなんとなく話すようになった。

たぶんモテる由美を狙ってるんだと勝手に決め付けていた。

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