声-18-
瀬奈を強く抱きしめたはずの俺の腕にはなんの感触もなく、むなしく空をきった。
「………」
「どうして…」
どうして瀬奈を抱きしめることができないんだ。
「わたしは死んだんだよ。はやて、ちゃんと受け止めて。はやてはいつもわたしがもどってくるって信じ込んで現実逃避ばっかりしてる。ちゃんと前を見て!!後ろばっかり見てちゃダメだよ!!」
「戻ってきたじゃないか!!」
瀬奈は、ここにいるじゃないか…
「今、目の前にいるのに、どうして瀬奈の死を受け入れなきゃいけない…」
瀬奈は悲しげな顔で、静かに口を動かした。
「さよなら」
…………
「さよなら、なんか言わない。」
「お別れのときに言ってなかったから…だから…」
「必要ない!!俺と瀬奈はこれからもずっと一緒だ。」
「………」
「どうして…」
どうして瀬奈を抱きしめることができないんだ。
「わたしは死んだんだよ。はやて、ちゃんと受け止めて。はやてはいつもわたしがもどってくるって信じ込んで現実逃避ばっかりしてる。ちゃんと前を見て!!後ろばっかり見てちゃダメだよ!!」
「戻ってきたじゃないか!!」
瀬奈は、ここにいるじゃないか…
「今、目の前にいるのに、どうして瀬奈の死を受け入れなきゃいけない…」
瀬奈は悲しげな顔で、静かに口を動かした。
「さよなら」
…………
「さよなら、なんか言わない。」
「お別れのときに言ってなかったから…だから…」
「必要ない!!俺と瀬奈はこれからもずっと一緒だ。」
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