クラスメイト3
中庭にいる綾瀬と女子生徒がほぼ同時にこちらを見上げた。
「げ、マズい。」
私はスッと頭を引っ込め、ソファに座りなおした。
「盗み聞きしようとしてたの、気付かれたかな?」
それより、あれは告白の最中だったのかな?どっちから?
いや、もしやすでに付き合ってるとか?
ソファに上半身だけ横になり、一人妄想をしていた。
古いソファなので、少しカビ臭いが鼻に付く。
「やっぱ、くさッ!」
ガバッと起きると、いつの間にかソファの後ろに綾瀬が立っていた。
「やっぱりお前か。何やってんの?」
綾瀬はあきれ顔で頭を掻きながら聞いてきた。
「こう見えても趣味は読書なの。あ、このソファ臭いけど、座ります?」
そう言って自分の隣の空いたスペースをポンッと叩くと綾瀬が座った。
「お、このソファ気持ちいい!俺図書館入ったの初めてだわ。」
綾瀬はキョロキョロ周りの本棚を見渡した。
「ここ私の特等席。」
自慢げに私は言った。
「お前さっきの見てただろ。」
自慢げだった私は一気に萎んだ。
「……はい。でも、何も聞こえてないし。ってか、あの子誰?彼女?」
綾瀬とはこういう話をまったくしたことがなかったので、彼女が居るかどうかすら知らなかった。
「げ、マズい。」
私はスッと頭を引っ込め、ソファに座りなおした。
「盗み聞きしようとしてたの、気付かれたかな?」
それより、あれは告白の最中だったのかな?どっちから?
いや、もしやすでに付き合ってるとか?
ソファに上半身だけ横になり、一人妄想をしていた。
古いソファなので、少しカビ臭いが鼻に付く。
「やっぱ、くさッ!」
ガバッと起きると、いつの間にかソファの後ろに綾瀬が立っていた。
「やっぱりお前か。何やってんの?」
綾瀬はあきれ顔で頭を掻きながら聞いてきた。
「こう見えても趣味は読書なの。あ、このソファ臭いけど、座ります?」
そう言って自分の隣の空いたスペースをポンッと叩くと綾瀬が座った。
「お、このソファ気持ちいい!俺図書館入ったの初めてだわ。」
綾瀬はキョロキョロ周りの本棚を見渡した。
「ここ私の特等席。」
自慢げに私は言った。
「お前さっきの見てただろ。」
自慢げだった私は一気に萎んだ。
「……はい。でも、何も聞こえてないし。ってか、あの子誰?彼女?」
綾瀬とはこういう話をまったくしたことがなかったので、彼女が居るかどうかすら知らなかった。
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