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クラスメイト6

[308]  フラン子  2010-10-21投稿
昼休み、由美は委員会があるらしく私は一人、陽当たりの良い席で空を眺めていた。


「あれ?由美は?」

さっきまで男子たちと話していた綾瀬が聞いてきた。

こいつやっぱり由美が好きなのか?

「由美、委員会だって。」

この前は『付き合ってみる?』とか私に言ったくせに。まあ、冗談だったけど。

その日以来、綾瀬と二人で話すことがなかったので、少し緊張した。


「ふーん。で、手紙の返事どうすんの?」

「…断るつもり。」

「青春の日々は?」

「まだピンとこない。」

「へー」と関心なさそうに窓の外を見ながら適当に相づちをつく綾瀬。


窓の外見ている綾瀬を見ながら、あの時『付き合ってみる?』と聞かれたときにすぐ『うん』と答えたら綾瀬はどんな反応したんだろうと考えた。

そんなことを考えてたら綾瀬と目が合って「間の抜けた顔…」と言われた。


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