クラスメイト8
綾瀬はすごいなー。
そういえばなんでさっき私の特等席にいたんだろう?
でもなー、綾瀬は由美が好きそうだもんなー。
私なんか興味ないよなー。
ん?なんか私って綾瀬のこと好きなのかな?
気付いたら綾瀬のことばかり考えていた。
ボーっとしてる間に隣にいた先輩は無言なっていた。
すると突然手を握られた。
私は背筋がゾッとした。先輩の目は私の口元を見つめている。
ググッと手に力が加わる。
怖くて声が出ない。でも先輩の顔はどんどん近づいてくる。
私がギューっと目を閉じ、顔をそむけた瞬間、
「痛っ」
先輩の声が聞こえ、おそるおそる目を開けると、私と先輩の顔の間に本が挟まっている。
「!?」
何が起こったのか、理解できないでいると、
聞き覚えのある声が上から降ってきた。
「先輩。こいつはやめたほうがいいと思います。見た目はクールビューティーっぽいですけど、実際はアホですよ。間抜けだし。」
「っだよ、お前誰だよ。」
先輩の怒った声に私は一瞬ビクついた。
「ただのクラスメイトですよ。こいつの友達がこいつ探してたんで。連れてっていいっすか?」
先輩も綾瀬の堂々とした立ち振る舞いにどう怒ったらいいのか分からないといった感じだ。
「いいっすね?ほら、行くぞ。」
綾瀬がポケーとしている私の腕を引っ張り立たせた。
勢いでよろけた私の肩に綾瀬が手を添える。その瞬間「今ちゃんと断っとけ」と小声で言われた。
そういえばなんでさっき私の特等席にいたんだろう?
でもなー、綾瀬は由美が好きそうだもんなー。
私なんか興味ないよなー。
ん?なんか私って綾瀬のこと好きなのかな?
気付いたら綾瀬のことばかり考えていた。
ボーっとしてる間に隣にいた先輩は無言なっていた。
すると突然手を握られた。
私は背筋がゾッとした。先輩の目は私の口元を見つめている。
ググッと手に力が加わる。
怖くて声が出ない。でも先輩の顔はどんどん近づいてくる。
私がギューっと目を閉じ、顔をそむけた瞬間、
「痛っ」
先輩の声が聞こえ、おそるおそる目を開けると、私と先輩の顔の間に本が挟まっている。
「!?」
何が起こったのか、理解できないでいると、
聞き覚えのある声が上から降ってきた。
「先輩。こいつはやめたほうがいいと思います。見た目はクールビューティーっぽいですけど、実際はアホですよ。間抜けだし。」
「っだよ、お前誰だよ。」
先輩の怒った声に私は一瞬ビクついた。
「ただのクラスメイトですよ。こいつの友達がこいつ探してたんで。連れてっていいっすか?」
先輩も綾瀬の堂々とした立ち振る舞いにどう怒ったらいいのか分からないといった感じだ。
「いいっすね?ほら、行くぞ。」
綾瀬がポケーとしている私の腕を引っ張り立たせた。
勢いでよろけた私の肩に綾瀬が手を添える。その瞬間「今ちゃんと断っとけ」と小声で言われた。
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