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どこにいても、2

[377]  RF-T  2010-10-24投稿


「吉岡!?」
僕は急いで救急車をよんだ。

――手術室から先生がでてきた。

「先生っ、花歩は!?」
僕と一緒に待っていた吉岡の親がそう叫んだ。

先生は首を横にふった

「嘘だ…」
僕は病室へ走った。

吉岡は眠ってる。でも目を覚ますことはない死んでしまったから、

「吉岡…ごめん僕のせいで……」
涙がどんどん出てきた。親も後ろで泣いている。
吉岡…死なないでよ、


「…大輝」

聞こえるはずのない声に目を見開いた。

それは間違いなく吉岡の声だった。

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