どこにいても、6
―それからは、色んな人がお見舞いにきた。
改めて吉岡の人気を知らされた。すごいな、吉岡って…
そして月日が流れて明日吉岡が退院する日となった
「あれから二ヶ月がたつのか…」
僕はしみじみと月日の流れの早さに驚いた。
『本当に悪かったな…これからはしっかりしなくちゃ』
そして病院へいく準備をしはじめた
ピンポーン
誰かきたみたいだ。
今は家に誰もいないから僕が出なくちゃ。
ピンポンピンポンピンポンピピピ
『わかってるよ!誰だろもう…』
急いでドアを開けた。
「やほ、大輝」
「え吉岡!?」
ドアを開けると私服姿の吉岡がいた。
「ななな、なんで?退院は明日じゃ…」
その言葉を聞いた吉岡は少しむっとして
「治りが早かったから退院させてくれたの!嬉しくないのー!?」
「ご、ごめん。嬉しいに決まってるよ」
吉岡は頬を赤くして俯いた。
「え、えと今日は朝早くからどうしたの?」
その言葉に気を取り戻したらしい
「そ、そう!うっへへ〜」「何だよ?」
「今日は一日遊ぼ!」
「へ?」
いきなりの提案にびっくりした
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