スカバンburn!!〜夢〜 -80- 俺らを見ろ!音を聞け!!!
猛波「きた!」
ステージに3人が登場し、あたりがざわめいた
「え、あれ中学生?」
「うそ〜」
猛「中学生ちゃうわ!」
聖「こらタケ!」
3人がそれぞれ準備に入る。いち早くベースを構え、前を向いた伸昭と目があい秋奈は慌てて顔を伏せた
翼「こんにちは〜!俺らはついこないだ上京したばかりのバンドです!…といってもベースは今日たまたまいるだけですけど。よかったら聞いていってください!」
カンカンカンカン
〜♪
一斉に音が鳴る
まわりが一気にステージにひきこまれ、見ていた人の顔に少しずつ笑顔が浮かんでいった。そして、次々に拳が上がっていく
光「なんか3人とも楽しそう」
秋「…うん」
伸昭の視線と自分の視線がまたぶつかった。でも、今度は、彼は笑ってくれた。本当に楽しそうに笑うその笑顔に秋奈は吸い込まれる気がした
拓「…」
聖「翼、楽しそうやな」
――やめたいのに 嫌いになりたいのに 音がずっと頭に響いて消えへん――
拓「うん」
聖「好きなことをやってる奴の顔はちゃうな」
拓「好きな…こと…」
――好きって気持ち以外に必要な理由なんかあんの?――
翼「ありがとうございました!」
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