黒ト黎明ノ星 二
少年は小走りで気配を感じた方へと近寄っていた
ミカは あの娘だけは必ず守る
そう自分に言い聞かせながら少年は進んだ
そして気づいたら建物の入口まで来ていた
この建物 かつては何か会社だったのか
イメージ的には小さな銀行の様な感じの建物
あたりには瓦礫や紙やらが飛散していた
少年は握りしめ強く握りしめ息を潜ませながらドア陰からフロアを覗いた
何も居ない
少年は鉄パイプを構えながら正面の入口へと進んだ
進んだ
進んだ
少年は建物の外に出た
崩れ滅んだ町
だが少年の目に入ったのはそんなものではなかった
建物は道路に面していた
その道路の中心に黒い物体が蠢いていた
4〜5歳の子供の大きさと形
黒色 例えるなら影のような
ソレが数十匹黒く塊になっていた
そしてそのうちの1匹が少年に気づいた
怪しく光る目が少年を見た
そして
塊一気に崩れた
散らばった数十匹のソレは一気に少年に襲いかかってきた
少年は構えた鉄パイプでソレを叩きつけた
あたりには赤い血が飛び散る
どうやら血はでるらしい
何かを叫びながら一匹のソレは動かなくなり蒸発するように消えた
が
次々とソレは少年に襲いかかってきた
少年は鉄パイプを振り回し続けた
黒いソレを次々と潰して行く少年
無論少年も無傷ではない
黒いソレ噛まれたり
ひっかかれたりと
だがそれでも大した傷ではなかった
少年は自分に襲いかかるソレを潰し続けた
数分後
数十匹いた黒いソレの最後の1匹が断末魔を上げ消えた
少年は膝をついた
息が乱れている
体には『黒いソレ』の返り血を浴び赤く染まっていた
「ミ カ」
そうつぶやくと少年は建物にいる『ミカ』のもとに向かった
建物の中
『ミカ』が苦しそうに倒れている
「ミカっ!」
そう叫びすぐさま『ミカ』に近寄った
「お・・兄・・・ちゃん」
と言いと『ミカ』は動かなくなった
少年は何度も妹の名前を叫んだが妹は動かない
すると『ミカ』の腕から黒い靄のようなものが出ているのに気づいた
嫌な予感がした
自分たち以外誰もいないであろうこの崩れ滅んだ町の建物の中少年は叫んだ
「誰か助けてください」
その時
近に転がっていたあの『黒い仮面』が怪しく光り少年に何かを語りかけた
「願いをかなえてやろう」
「お前の・・・・と引き換えに」
そして少年は仮面にてを伸ばした
ミカは あの娘だけは必ず守る
そう自分に言い聞かせながら少年は進んだ
そして気づいたら建物の入口まで来ていた
この建物 かつては何か会社だったのか
イメージ的には小さな銀行の様な感じの建物
あたりには瓦礫や紙やらが飛散していた
少年は握りしめ強く握りしめ息を潜ませながらドア陰からフロアを覗いた
何も居ない
少年は鉄パイプを構えながら正面の入口へと進んだ
進んだ
進んだ
少年は建物の外に出た
崩れ滅んだ町
だが少年の目に入ったのはそんなものではなかった
建物は道路に面していた
その道路の中心に黒い物体が蠢いていた
4〜5歳の子供の大きさと形
黒色 例えるなら影のような
ソレが数十匹黒く塊になっていた
そしてそのうちの1匹が少年に気づいた
怪しく光る目が少年を見た
そして
塊一気に崩れた
散らばった数十匹のソレは一気に少年に襲いかかってきた
少年は構えた鉄パイプでソレを叩きつけた
あたりには赤い血が飛び散る
どうやら血はでるらしい
何かを叫びながら一匹のソレは動かなくなり蒸発するように消えた
が
次々とソレは少年に襲いかかってきた
少年は鉄パイプを振り回し続けた
黒いソレを次々と潰して行く少年
無論少年も無傷ではない
黒いソレ噛まれたり
ひっかかれたりと
だがそれでも大した傷ではなかった
少年は自分に襲いかかるソレを潰し続けた
数分後
数十匹いた黒いソレの最後の1匹が断末魔を上げ消えた
少年は膝をついた
息が乱れている
体には『黒いソレ』の返り血を浴び赤く染まっていた
「ミ カ」
そうつぶやくと少年は建物にいる『ミカ』のもとに向かった
建物の中
『ミカ』が苦しそうに倒れている
「ミカっ!」
そう叫びすぐさま『ミカ』に近寄った
「お・・兄・・・ちゃん」
と言いと『ミカ』は動かなくなった
少年は何度も妹の名前を叫んだが妹は動かない
すると『ミカ』の腕から黒い靄のようなものが出ているのに気づいた
嫌な予感がした
自分たち以外誰もいないであろうこの崩れ滅んだ町の建物の中少年は叫んだ
「誰か助けてください」
その時
近に転がっていたあの『黒い仮面』が怪しく光り少年に何かを語りかけた
「願いをかなえてやろう」
「お前の・・・・と引き換えに」
そして少年は仮面にてを伸ばした
感想
感想はありません。