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【俺の家出物語】一日目?

[353]  たかたか♪  2010-12-01投稿
ガタンゴトン…と揺れながら約30分。隣町に到着。時刻は午後2時。夏の一番暑い時間だ。
************************しばらく歩くと、雨が降ってきた。俺は必要最低限の物の中に、雨具を入れるのを忘れていた。体はびしょびしょ。夏の生ぬるい風か体にあたって何か寒い。雨具を忘れるなんて、俺は李緒がいった通りバカだ。
公園で雨宿り。滑り台の下で雨が止むのを待つことにした。寒い…。このまま1日たつのだろうか…。
後ろからくる風が弱くなったがした。
「どうかしたの?」
後ろから声がした。振り向くと女子…中学生?高校生?が居た。
「濡れるよ…?」
「知ってます。貴女は誰ですか?」
彼女は、少し膨れっ面をした。
「自分から名乗ればいいじゃない!」
「…僕は、内村永甫です。14歳です。貴女のお名前を教えてください。」俺は、棒読みの敬語で言った。
「私?高橋留佳!高2。ところで、君さ何してるの?」
「家出です…。」
彼女は爆笑した。
「俺の勝手じゃないですか!」
「ゴメン、ゴメン。あはは…。」
高橋さんは、笑が止まらないらしい。
「そんじゃ、さいなら。」俺は、立ち上がって歩き出そうとした。
「ストップ!」
彼女に、腕を捕まれた。傘を持っているので、片手で掴み、俺の腕を胸に寄せた。手が彼女の胸に触れてしまった。
「!?」
デカ!胸、デカ!あり得ねぇ!
「私ん家に来ない?」
はぁ!?何考えてンだよ!?「結構です。」俺は顔が赤くなったらしい。
「あー顔が赤ーい。かわいー!」
バカにしてんのかこの女!「ねぇ、おねがーい!家に来てぇ。」
どうしよう。この状況…

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