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変態とナルシストと私と…8

[512]  柴田葵  2010-12-12投稿
うわぁぁぁぁ…どうしよう。菊池が黒沢に何があったのか話してる。

鈴木『…』

森山『…』

二人とも黙ってるし…。

「下校時刻だ。さっさと帰れ!」

あ、ラッキー。先生だ!!

シラケたまま、昇降口へ。

森山『俺は、谷田川を愛してる!』

やだよ。

松本『おおっ!凄いアタック!』

鈴木『俺だって!谷田川チャン、大好きだ!!』

松本『おおっ!勝負が始まった!』

黒沢『面白そうだな。』

黒沢が不気味な笑みを放ってる…。菊池は困ってる。私は黙ってる。

鈴木『お前より、俺の方が谷田川チャン大好きだっっっ!!!』

松本『勝ってる宣言!?』

黒沢『さて、どうする谷田川!?』

谷田川『どうもしない。』

森山が若干笑った。

森山『谷田川…この星の上で一番愛してる、俺の瞳に映るたった一人の女になってくれ!』

松本『おわー!かっけー!』

黒沢『ドラマみたいだな…。』

鈴木『谷田川チャン?好き好き好き好き好き大好きだぁー!』

↑叫んでる。凄く響いてる…。

黒沢『谷田川…どうする!?』

谷田川『…。』

菊池『あのさ、』

菊池が始めて口を開いた。

菊池『谷田川が決めれば?』

鈴木『なるほど…。』

森山『んじゃ、勝負しよう!』

は…?

鈴木『おーけー。乗った!』

はぁ!?

森山『文化祭が終わってから、谷田川は俺か鈴木を選ぶ。』

谷田川『やだ。』

鈴木『それでいいぞ!』

え…私は無視ですか?

森山『よし決定だ!!』

谷田川『あの〜私の意見は?』

松本『却下みたい?』

最悪だ…。

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