sound of you 3
この手の話になると、決まって梨沙子はこう言う。
「うちの彼氏の友達紹介しようか?他校だけど、かっこいいよ?ほら、前言ってた満(ミツル)って人!」
私は決まってこう答える。
「んー、まだいいや。その時がきたら頼むね。」
それから梨沙子のノロケ話や先生の悪口やくだらない話をしていつもと変わらない昼休みを過ごした。
* * * * * * *
自宅にて。
自分の部屋で机に向かいしたくない宿題をしている。
なかなか進まないのでベッドに横たわり、読みかけだった推理小説を読み始める。
…ガチャ
一瞬お母さんかと思って飛び起きた私は、それがお姉ちゃんだと分かるとまた横になった。
お姉ちゃんと私は二人姉妹だ。7つも年上で社会人だ。
「菜々ちゃ〜ん…」
私は本を読みながらイヤな予感がした。
この甘えたお姉ちゃんの声は、今から私に何かお願いする感じだ。
ため息の後「何?」と聞くと、お姉ちゃんは顔の前に手を合わせた。
「今週末クラブ行くのつきあって!」
「クラブ?部活のこと?」と小ボケてみると、
「違う。今度イベントあって私の彼氏が回すんだって。」とお姉ちゃん。
「『回す?』お姉ちゃんの彼氏何?回転すんの?ダンスすんの?笑」
「違うッ!DJ!!」
「うちの彼氏の友達紹介しようか?他校だけど、かっこいいよ?ほら、前言ってた満(ミツル)って人!」
私は決まってこう答える。
「んー、まだいいや。その時がきたら頼むね。」
それから梨沙子のノロケ話や先生の悪口やくだらない話をしていつもと変わらない昼休みを過ごした。
* * * * * * *
自宅にて。
自分の部屋で机に向かいしたくない宿題をしている。
なかなか進まないのでベッドに横たわり、読みかけだった推理小説を読み始める。
…ガチャ
一瞬お母さんかと思って飛び起きた私は、それがお姉ちゃんだと分かるとまた横になった。
お姉ちゃんと私は二人姉妹だ。7つも年上で社会人だ。
「菜々ちゃ〜ん…」
私は本を読みながらイヤな予感がした。
この甘えたお姉ちゃんの声は、今から私に何かお願いする感じだ。
ため息の後「何?」と聞くと、お姉ちゃんは顔の前に手を合わせた。
「今週末クラブ行くのつきあって!」
「クラブ?部活のこと?」と小ボケてみると、
「違う。今度イベントあって私の彼氏が回すんだって。」とお姉ちゃん。
「『回す?』お姉ちゃんの彼氏何?回転すんの?ダンスすんの?笑」
「違うッ!DJ!!」
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