sound of you 15
晩ご飯を食べおわり、寝室のベッドへ寝転ぶ。
読みかけの小説に手をかけると、ドアを開けお姉ちゃんが入ってきた。
手にはCDケースを持っていて、それをヒラヒラとさせている。ケースのジャケットは無地だ。
「何それ、CD?」
私が無関心そうに聞くと、
胸を張ったお姉ちゃん。
「あんたがまた聴きたいっていってたヤツ。」
「!!!」
私は驚き目を丸くさせた。
「将樹が『ミツル』って子に菜々子の話したら、ダビングしてくれたんだって。」
私はいつの間にかベッドの上で正座して、お姉ちゃんが持ってるCDをガン見していた。
CDケースを受け取ると、お姉ちゃんは「じゃ、玄関に将樹待たせてるから。デートしてくるね!」と言って去っていった。
私は深呼吸した後にゆっくりCDケースを開ける。
これまた無地のCDの上にメモ紙が二つ折りにされて挟んであった。
私は今度はさっきより大きめに深呼吸して、そのメモ紙にそっと触れた。
……カサッ
メモ紙をゆっくりと広げる。
『気に入ってくれると嬉しいです。』
スゴく短い文だったが、男の子にしてはとても几帳面な字体だった。
読みかけの小説に手をかけると、ドアを開けお姉ちゃんが入ってきた。
手にはCDケースを持っていて、それをヒラヒラとさせている。ケースのジャケットは無地だ。
「何それ、CD?」
私が無関心そうに聞くと、
胸を張ったお姉ちゃん。
「あんたがまた聴きたいっていってたヤツ。」
「!!!」
私は驚き目を丸くさせた。
「将樹が『ミツル』って子に菜々子の話したら、ダビングしてくれたんだって。」
私はいつの間にかベッドの上で正座して、お姉ちゃんが持ってるCDをガン見していた。
CDケースを受け取ると、お姉ちゃんは「じゃ、玄関に将樹待たせてるから。デートしてくるね!」と言って去っていった。
私は深呼吸した後にゆっくりCDケースを開ける。
これまた無地のCDの上にメモ紙が二つ折りにされて挟んであった。
私は今度はさっきより大きめに深呼吸して、そのメモ紙にそっと触れた。
……カサッ
メモ紙をゆっくりと広げる。
『気に入ってくれると嬉しいです。』
スゴく短い文だったが、男の子にしてはとても几帳面な字体だった。
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