sound of you 23
将樹さんがまたCDを届けてくれた。
「ミツル、菜々ちゃんからの手紙すごく嬉しいみたい。名前知りたがってたよ。『それくらい自分で聞け』って言ってやった。」
将樹さんはそういうとイジワルそうに笑った。
私はそれを聞いて顔が熱くなった。
ケースを開けて、いつものように二つ折りにされたメモ紙を開く。
『今更ですが、良かったら名前教えてください。俺は充っていいます。曲の感想とか詳しく聞きたいのでメールくれると嬉しいです。』
文の下にパソコンのメールアドレスが書いてあった。
私の心臓は大きく跳ね上がり、そのままベッドへ倒れこんだ。
「…ど、どうしよう。」
私は悩んだ。
この充(ミツル)が、綾川なのかまだ確信してない。
でも綾川かもしれない。
何だかんだ言いながらも、もう8割方あのDJは綾川くんだと思っている。
私は携帯の宛先にメモ紙に書かれたアドレスを打ち始める。
指先が少し震えている。
私は無難に偽名を使うことにした。
「ミツル、菜々ちゃんからの手紙すごく嬉しいみたい。名前知りたがってたよ。『それくらい自分で聞け』って言ってやった。」
将樹さんはそういうとイジワルそうに笑った。
私はそれを聞いて顔が熱くなった。
ケースを開けて、いつものように二つ折りにされたメモ紙を開く。
『今更ですが、良かったら名前教えてください。俺は充っていいます。曲の感想とか詳しく聞きたいのでメールくれると嬉しいです。』
文の下にパソコンのメールアドレスが書いてあった。
私の心臓は大きく跳ね上がり、そのままベッドへ倒れこんだ。
「…ど、どうしよう。」
私は悩んだ。
この充(ミツル)が、綾川なのかまだ確信してない。
でも綾川かもしれない。
何だかんだ言いながらも、もう8割方あのDJは綾川くんだと思っている。
私は携帯の宛先にメモ紙に書かれたアドレスを打ち始める。
指先が少し震えている。
私は無難に偽名を使うことにした。
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