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sound of you 34

[293]  フラン子  2010-12-26投稿
その日からメールするのをやめた。

もともと毎日顔を合わせているのだから、お互いの正体がバレたら恥ずかしくてできなかった。

だからと言って、昼間学校でも話すことはほとんどなかった。

今まで接点のなかった私たちがいきなり話しだすと周りが不思議がり、DJがバレることに繋がりかねない。

たまに目が合うと、こっそりお辞儀し合う程度だ。

たまに私の机にCDが忍び込ませてあり、メモ紙が挟んであったりする。

そんな小さな接点が嬉しくて毎日心が弾んでいる。


* * * * * * * * * * * *

「え〜、明日から冬休みになりますが、来年からあなたたちも受験生になるので遊びもほどほどにしてしっかり……以下略」

明日から冬休みだ。

将樹さん情報だと先日クリスマスイベントがあったらしく、ミツルが回していたそうだ。

ついでに年越しイベントもミツルは呼ばれているらしい。

すぐ後ろの席にいるのに、まだまだ遠い存在。


帰りのチャイムが鳴り、教室中が冬休みの始まりにテンションが上がりザワつく。

私はザワついている隙にクルリと後ろを向いた。

綾川くんは予想外の私の行動にキョトンとした。


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