sound of you 36
12月31日の夜。
「菜々子!早く!将樹もう来てる。」
お姉ちゃんが携帯を耳にあてたまま部屋に入ってきた。
「ちょっ…待って!あと、ネックレスと、…えと、携帯と、……ぐわッ!!」
…ドスンッ!!
コケた。
冬休みに入ってから一度だけ綾川くんのパソコンにメールした。
『綾川くんが出る年越しイベント行くよ。』
メールの返事は数日待っても来なかったので落ち込んでいたら、昨日の夜、携帯の着信が鳴った。
リビングでボーっとレンタルDVDをお母さんと観ていた私は、身体をビクつかせた。
『返信遅れてホントごめん!明日待ってる。』
そのメールを見てから私のテンションはおかしい。
DVDの結末がどうなったのか覚えていない。
床から足が3cmくらい浮いてる。…気がする。
久しぶりにDJミツルに会える!生で曲が聴ける!
心が踊って仕方ない。
そして、コケた今に至る。
床に打ち付けた腕をさすりながら将樹さんの白い四駆車の後部座席に乗り込む。
「お、菜々子ちゃん。今日はさらにおしゃれだね。」
将樹さんがバックミラー越しに笑いかけてくれる。
「へへ。ありがとうございます。」
私は恥ずかしくなり自分の服を見下ろした。
「菜々子!早く!将樹もう来てる。」
お姉ちゃんが携帯を耳にあてたまま部屋に入ってきた。
「ちょっ…待って!あと、ネックレスと、…えと、携帯と、……ぐわッ!!」
…ドスンッ!!
コケた。
冬休みに入ってから一度だけ綾川くんのパソコンにメールした。
『綾川くんが出る年越しイベント行くよ。』
メールの返事は数日待っても来なかったので落ち込んでいたら、昨日の夜、携帯の着信が鳴った。
リビングでボーっとレンタルDVDをお母さんと観ていた私は、身体をビクつかせた。
『返信遅れてホントごめん!明日待ってる。』
そのメールを見てから私のテンションはおかしい。
DVDの結末がどうなったのか覚えていない。
床から足が3cmくらい浮いてる。…気がする。
久しぶりにDJミツルに会える!生で曲が聴ける!
心が踊って仕方ない。
そして、コケた今に至る。
床に打ち付けた腕をさすりながら将樹さんの白い四駆車の後部座席に乗り込む。
「お、菜々子ちゃん。今日はさらにおしゃれだね。」
将樹さんがバックミラー越しに笑いかけてくれる。
「へへ。ありがとうございます。」
私は恥ずかしくなり自分の服を見下ろした。
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「 フラン子 」の携帯小説
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